【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR山口線 (新山口駅～徳佐駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +10.8％( +1.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 83 件(１年前(2023年)に比べて -35.7％( -46件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.6 坪 (昨年 139.2 坪から -14.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。周防下郷駅、大歳駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大歳駅で昨年に比べ +85.9 ％、坪単価は 10.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(大歳駅、周防下郷駅)は +62.1 ％(坪単価 +4.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仁保駅、湯田温泉駅)は -16.0 ％(坪単価 -0.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 26.2 分 → 2024年 21.8 分、-16.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 ％ → 2024年 6.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +15.9％( +2.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仁保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -30.9％( -0.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山口線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | 15.8万/坪 (160坪) | 13.6万/坪 (205坪) | 16.4万/坪 (139坪) |
| 周防下郷駅 | 14.1万/坪 (127坪) | 10.2万/坪 (192坪) | 11.2万/坪 (127坪) |
| 上郷駅 | 6.8万/坪 (163坪) | - | 4.0万/坪 (146坪) |
| 仁保津駅 | - | 9.9万/坪 (15.1坪) | 9.5万/坪 (99.8坪) |
| 大歳駅 | 10.0万/坪 (185坪) | 5.4万/坪 (193坪) | 10.2万/坪 (218坪) |
| 矢原駅 | 10.9万/坪 (124坪) | 10.5万/坪 (133坪) | 8.4万/坪 (140坪) |
| 湯田温泉駅 | 12.5万/坪 (104坪) | 12.7万/坪 (136坪) | 11.3万/坪 (138坪) |
| 山口駅 | 8.9万/坪 (106坪) | 8.0万/坪 (125坪) | 13.4万/坪 (109坪) |
| 上山口駅 | 15.6万/坪 (82.2坪) | 14.7万/坪 (53.4坪) | 13.7万/坪 (123坪) |
| 宮野駅 | 5.3万/坪 (81.7坪) | 5.2万/坪 (81.5坪) | 5.2万/坪 (152坪) |
| 仁保駅 | 1.0万/坪 (188坪) | 1.5万/坪 (67.3坪) | 1.2万/坪 (230坪) |
| 篠目駅 | - | - | - |
| 長門峡駅 | - | 1.7万/坪 (72.6坪) | - |
| 三谷駅 | - | 0.10万/坪 (393坪) | - |
| 名草駅 | 0.8万/坪 (66.6坪) | - | - |
| 地福駅 | - | - | - |
| 鍋倉駅 | - | - | - |
| 徳佐駅 | - | - | 0.3万/坪 (333坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大歳駅 10.0 万/坪(昨年同期比 +85.9 ％)
大歳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +85.9％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 192.8 坪から -4.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.8 分 → 2024年 18.8 分、-20.8 ％と大きく減少)
周防下郷駅 14.1 万/坪(昨年同期比 +38.3 ％)
周防下郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +38.3％( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 192.2 坪から -33.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.2 分 → 2024年 5.6 分、-45.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 20.0 ％)
仁保駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -30.9 ％)
仁保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -30.9％( -0.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 67.3 坪から +178.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 60.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
湯田温泉駅 12.5 万/坪(昨年同期比 -1.0 ％)
湯田温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -1.0％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -10.0％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 103.5 坪 (昨年 135.7 坪から -23.7 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示