【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR仙石線 (あおば通駅～石巻駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +79.9％( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 73 件(１年前(2021年)に比べて -31.8％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 146.4 坪 (昨年 127.8 坪から +14.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。陸前高砂駅、多賀城駅、下馬駅、本塩釜駅、陸前山下駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高城町駅で昨年に比べ +844.5 ％、坪単価は 9.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(高城町駅、仙台駅)は +655.2 ％(坪単価 +66.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(陸前赤井駅、宮城野原駅)は -65.3 ％(坪単価 -23.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 29.9 分 → 2022年 25.1 分、-16.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.5 ％ → 2022年 8.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(46.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +465.8％( +125.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸前赤井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -90.8％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR仙石線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| あおば通駅 | - | - | - |
| 仙台駅 | 152万/坪 (140坪) | 26.8万/坪 (164坪) | 51.1万/坪 (111坪) |
| 榴ケ岡駅 | - | 131万/坪 (53.7坪) | 93.5万/坪 (141坪) |
| 宮城野原駅 | 59.7万/坪 (119坪) | 99.1万/坪 (152坪) | 28.8万/坪 (31.0坪) |
| 陸前原ノ町駅 | 88.4万/坪 (75.6坪) | 24.0万/坪 (66.6坪) | 24.0万/坪 (22.2坪) |
| 苦竹駅 | 32.0万/坪 (281坪) | 43.2万/坪 (78.7坪) | 35.6万/坪 (59.0坪) |
| 小鶴新田駅 | - | 33.6万/坪 (175坪) | 56.1万/坪 (69.6坪) |
| 福田町駅 | 24.8万/坪 (260坪) | 31.8万/坪 (50.4坪) | - |
| 陸前高砂駅 | 32.4万/坪 (112坪) | 18.6万/坪 (162坪) | 15.5万/坪 (289坪) |
| 中野栄駅 | - | - | 22.5万/坪 (71.1坪) |
| 多賀城駅 | 28.8万/坪 (175坪) | 21.1万/坪 (127坪) | 28.4万/坪 (85.3坪) |
| 下馬駅 | 25.1万/坪 (118坪) | 18.5万/坪 (64.3坪) | 13.3万/坪 (107坪) |
| 西塩釜駅 | 19.6万/坪 (99.1坪) | 5.4万/坪 (130坪) | - |
| 本塩釜駅 | 16.1万/坪 (194坪) | 12.1万/坪 (101坪) | 7.2万/坪 (99.4坪) |
| 東塩釜駅 | 6.8万/坪 (139坪) | 8.9万/坪 (59.0坪) | 9.1万/坪 (127坪) |
| 陸前浜田駅 | - | - | 15.0万/坪 (77.6坪) |
| 松島海岸駅 | - | - | - |
| 高城町駅 | 9.6万/坪 (72.6坪) | 1.0万/坪 (206坪) | 6.2万/坪 (106坪) |
| 手樽駅 | - | - | - |
| 陸前富山駅 | - | - | - |
| 陸前大塚駅 | - | - | - |
| 東名駅 | 11.5万/坪 (148坪) | 2.4万/坪 (148坪) | - |
| 野蒜駅 | - | 0.8万/坪 (152坪) | - |
| 陸前小野駅 | - | 7.3万/坪 (106坪) | 7.8万/坪 (75.6坪) |
| 鹿妻駅 | - | - | - |
| 矢本駅 | 14.9万/坪 (119坪) | 14.5万/坪 (168坪) | 17.0万/坪 (112坪) |
| 東矢本駅 | - | 15.0万/坪 (83.2坪) | 14.7万/坪 (40.8坪) |
| 陸前赤井駅 | 0.7万/坪 (575坪) | 7.9万/坪 (161坪) | 10.0万/坪 (99.8坪) |
| 石巻あゆみ野駅 | 7.8万/坪 (231坪) | 3.8万/坪 (68.8坪) | 9.1万/坪 (254坪) |
| 蛇田駅 | 11.0万/坪 (134坪) | 13.4万/坪 (153坪) | 14.9万/坪 (114坪) |
| 陸前山下駅 | 16.9万/坪 (290坪) | 11.3万/坪 (136坪) | 4.0万/坪 (410坪) |
| 石巻駅 | 7.9万/坪 (64.2坪) | 7.8万/坪 (114坪) | 9.5万/坪 (116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高城町駅 9.6 万/坪(昨年同期比 +844.5 ％)
高城町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +844.5％( +8.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 205.7 坪から -64.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
仙台駅 151.9 万/坪(昨年同期比 +465.8 ％)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(46.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +465.8％( +125.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 139.5 坪 (昨年 164.2 坪から -15.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 94.5 分 → 2022年 79.8 分、-15.6 ％と減少)
陸前赤井駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -90.8 ％)
陸前赤井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -90.8％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 574.8 坪 (昨年 161.5 坪から +256.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 35.2 分 → 2022年 30.0 分、-14.9 ％と減少)
宮城野原駅 59.7 万/坪(昨年同期比 -39.8 ％)
宮城野原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -39.8％( -39.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 152.3 坪から -21.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.3 分 → 2022年 11.5 分、+81.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示