【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR仙山線 (仙台駅～奥新川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.9万円/坪(13.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +22.5％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 78 件(１年前(2023年)に比べて -47.7％( -71件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 102.6 坪から +3.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。仙台駅、国見駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは国見駅で昨年に比べ +70.8 ％、坪単価は 32.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(国見駅、仙台駅)は +62.1 ％(坪単価 +20.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(愛子駅、東照宮駅)は -28.6 ％(坪単価 -10.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 ％ → 2024年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +53.3％( +27.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -38.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.4％( -8.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -52.2％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR仙山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 仙台駅 | 79.9万/坪 (99.7坪) | 52.2万/坪 (150坪) | 92.5万/坪 (110坪) |
| 東照宮駅 | 50.8万/坪 (112坪) | 62.6万/坪 (99.6坪) | 66.4万/坪 (104坪) |
| 北仙台駅 | 43.1万/坪 (95.2坪) | 39.4万/坪 (87.4坪) | 34.6万/坪 (73.6坪) |
| 北山駅 | - | 27.3万/坪 (71.4坪) | 21.1万/坪 (73.4坪) |
| 東北福祉大前駅 | 30.5万/坪 (101坪) | 32.2万/坪 (66.8坪) | 30.7万/坪 (66.7坪) |
| 国見駅 | 32.4万/坪 (60.5坪) | 18.9万/坪 (127坪) | 35.5万/坪 (78.4坪) |
| 葛岡駅 | - | - | 13.6万/坪 (152坪) |
| 陸前落合駅 | 21.5万/坪 (99.8坪) | 20.8万/坪 (98.2坪) | 21.6万/坪 (114坪) |
| 愛子駅 | 13.4万/坪 (156坪) | 21.8万/坪 (104坪) | 18.3万/坪 (117坪) |
| 陸前白沢駅 | - | 1.1万/坪 (115坪) | 7.0万/坪 (545坪) |
| 熊ケ根駅 | 1.5万/坪 (66.6坪) | - | 0.7万/坪 (166坪) |
| 作並駅 | - | - | 2.5万/坪 (74.1坪) |
| 奥新川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
国見駅 32.4 万/坪(昨年同期比 +70.8 ％)
国見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +70.8％( +13.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 127.2 坪から -52.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.6 分 → 2024年 13.3 分、-35.3 ％と大きく減少)
仙台駅 79.9 万/坪(昨年同期比 +53.3 ％)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +53.3％( +27.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -38.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.7 坪 (昨年 149.8 坪から -33.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 91.7 分 → 2024年 74.5 分、-18.8 ％と減少)
愛子駅 13.4 万/坪(昨年同期比 -38.4 ％)
愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.4％( -8.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -52.2％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 155.8 坪 (昨年 104.0 坪から +49.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 ％ → 2024年 9.1 ％)
東照宮駅 50.8 万/坪(昨年同期比 -18.9 ％)
東照宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.9％( -11.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 99.6 坪から +12.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.9 分 → 2024年 14.3 分、+20.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示