【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR仙山線 (仙台駅～奥新川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.2万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -13.8％( -5.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 147 件(１年前(2022年)に比べて -21.4％( -40件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.5 坪 (昨年 99.9 坪から +1.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。北山駅、愛子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北山駅で昨年に比べ +29.3 ％、坪単価は 27.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(北山駅、愛子駅)は +27.4 ％(坪単価 +5.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(陸前白沢駅、国見駅)は -65.3 ％(坪単価 -11.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 ％ → 2023年 3.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東照宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -5.7％( -3.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +10.0％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸前白沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -83.8％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR仙山線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 仙台駅 | 52.2万/坪 (150坪) | 92.5万/坪 (110坪) | 51.2万/坪 (127坪) |
| 東照宮駅 | 62.6万/坪 (99.6坪) | 66.4万/坪 (104坪) | 39.3万/坪 (60.1坪) |
| 北仙台駅 | 39.7万/坪 (85.1坪) | 34.6万/坪 (73.6坪) | 26.8万/坪 (93.6坪) |
| 北山駅 | 27.3万/坪 (71.4坪) | 21.1万/坪 (73.4坪) | 24.8万/坪 (61.9坪) |
| 東北福祉大前駅 | 32.4万/坪 (67.3坪) | 30.7万/坪 (66.7坪) | 31.2万/坪 (55.8坪) |
| 国見駅 | 18.9万/坪 (127坪) | 35.5万/坪 (78.4坪) | 23.1万/坪 (95.6坪) |
| 葛岡駅 | - | 13.6万/坪 (152坪) | 5.7万/坪 (190坪) |
| 陸前落合駅 | 20.8万/坪 (98.2坪) | 21.6万/坪 (114坪) | 15.9万/坪 (92.4坪) |
| 愛子駅 | 23.0万/坪 (97.8坪) | 18.3万/坪 (117坪) | 16.2万/坪 (110坪) |
| 陸前白沢駅 | 1.1万/坪 (115坪) | 7.0万/坪 (545坪) | 1.9万/坪 (212坪) |
| 熊ケ根駅 | - | 0.7万/坪 (166坪) | 0.5万/坪 (222坪) |
| 作並駅 | - | 2.5万/坪 (74.1坪) | 1.7万/坪 (137坪) |
| 奥新川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北山駅 27.3 万/坪(昨年同期比 +29.3 ％)
北山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +29.3％( +6.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて -62.5％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.4 坪 (昨年 73.4 坪から -2.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.5 分 → 2023年 23.9 分、+53.7 ％と大きく増加)
愛子駅 23.0 万/坪(昨年同期比 +25.5 ％)
愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.0万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +25.5％( +4.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2022年)に比べて -25.8％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 117.4 坪から -16.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.7 ％ → 2023年 13.0 ％)
陸前白沢駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -83.8 ％)
陸前白沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -83.8％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 544.5 坪から -78.9 ％減)。
国見駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -46.7 ％)
国見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.7％( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 127.2 坪 (昨年 78.4 坪から +62.3 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示