【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR仙山線 (仙台駅～奥新川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -28.4％( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 55 件(１年前(2021年)に比べて +12.2％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 104.6 坪 (昨年 89.0 坪から +17.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。国見駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東照宮駅で昨年に比べ +190.4 ％、坪単価は 86.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(東照宮駅、国見駅)は +125.5 ％(坪単価 +35.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仙台駅、陸前落合駅)は -42.4 ％(坪単価 -25.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 32.4 分 → 2022年 39.1 分、+20.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 ％ → 2022年 1.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東照宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +190.4％( +56.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった愛子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.7万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -4.3％( -0.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR仙山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 仙台駅 | 18.6万/坪 (97.5坪) | 66.1万/坪 (125坪) | 25.8万/坪 (130坪) |
| 東照宮駅 | 86.2万/坪 (210坪) | 29.7万/坪 (64.7坪) | 46.4万/坪 (64.0坪) |
| 北仙台駅 | 27.2万/坪 (63.5坪) | 27.3万/坪 (103坪) | 36.9万/坪 (66.3坪) |
| 北山駅 | 24.6万/坪 (72.6坪) | 21.9万/坪 (61.3坪) | 20.3万/坪 (74.4坪) |
| 東北福祉大前駅 | 29.0万/坪 (56.5坪) | 26.7万/坪 (49.7坪) | 34.3万/坪 (57.5坪) |
| 国見駅 | 37.2万/坪 (44.6坪) | 23.1万/坪 (105坪) | 22.9万/坪 (77.9坪) |
| 葛岡駅 | 14.6万/坪 (225坪) | - | - |
| 陸前落合駅 | 21.0万/坪 (87.0坪) | 24.2万/坪 (78.7坪) | 23.1万/坪 (48.4坪) |
| 愛子駅 | 15.7万/坪 (116坪) | 16.4万/坪 (83.5坪) | 19.0万/坪 (96.5坪) |
| 陸前白沢駅 | 7.0万/坪 (545坪) | - | 3.3万/坪 (99.8坪) |
| 熊ケ根駅 | 0.7万/坪 (275坪) | - | - |
| 作並駅 | 2.5万/坪 (74.1坪) | - | 1.6万/坪 (157坪) |
| 奥新川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東照宮駅 86.2 万/坪(昨年同期比 +190.4 ％)
東照宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +190.4％( +56.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 210.2 坪 (昨年 64.7 坪から +224.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.8 分 → 2022年 35.5 分、+157.2 ％と大きく増加)
国見駅 37.2 万/坪(昨年同期比 +60.6 ％)
国見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +60.6％( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 105.1 坪から -57.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.5 分 → 2022年 18.0 分、+176.9 ％と大きく増加)
仙台駅 18.6 万/坪(昨年同期比 -71.8 ％)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.8％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 97.5 坪 (昨年 125.0 坪から -22.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 86.7 分 → 2022年 96.0 分、+10.7 ％と増加)
陸前落合駅 21.0 万/坪(昨年同期比 -13.0 ％)
陸前落合駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -13.0％( -3.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 78.7 坪から +10.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 27.6 分、+150.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示