【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の阪急京都本線 (大阪梅田駅~水無瀬駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +65.0%( +42.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 49 件(1年前(2022年)に比べて +14.0%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 59.2 坪 (昨年 65.1 坪から -9.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。茨木市駅、総持寺駅、高槻市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは十三駅で昨年に比べ +126.2 %、坪単価は 218 万円/坪となった。
上位 2 駅(十三駅、総持寺駅)は +95.9 %(坪単価 +78.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(淡路駅、富田駅)は -46.2 %(坪単価 -38.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 15.6 分 → 2023年 13.1 分、-15.8 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 11.6 % → 2023年 8.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった十三駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +126.2%( +121.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった淡路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -66.2%( -61.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪急京都本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | 1,146万/坪 (227坪) | - | - |
十三駅 | 218万/坪 (64.3坪) | 96.4万/坪 (29.5坪) | 78.8万/坪 (393坪) |
南方駅 | - | - | - |
崇禅寺駅 | 264万/坪 (60.5坪) | - | - |
淡路駅 | 31.3万/坪 (46.9坪) | 92.6万/坪 (30.3坪) | 90.3万/坪 (48.4坪) |
上新庄駅 | 115万/坪 (67.1坪) | 108万/坪 (80.7坪) | 88.2万/坪 (45.4坪) |
相川駅 | - | 65.6万/坪 (20.4坪) | - |
正雀駅 | 76.3万/坪 (39.3坪) | 78.1万/坪 (98.8坪) | 45.9万/坪 (29.9坪) |
摂津市駅 | 60.9万/坪 (21.2坪) | 80.0万/坪 (35.5坪) | 47.1万/坪 (12.1坪) |
南茨木駅 | 66.6万/坪 (209坪) | - | 41.3万/坪 (72.6坪) |
茨木市駅 | 101万/坪 (32.2坪) | 68.4万/坪 (38.2坪) | 86.9万/坪 (70.0坪) |
総持寺駅 | 88.6万/坪 (42.4坪) | 53.5万/坪 (200坪) | 54.3万/坪 (32.5坪) |
富田駅 | 45.0万/坪 (24.2坪) | 60.9万/坪 (63.5坪) | 47.3万/坪 (87.1坪) |
高槻市駅 | 70.7万/坪 (58.1坪) | 46.2万/坪 (75.0坪) | 64.1万/坪 (43.9坪) |
上牧駅 | - | 31.9万/坪 (64.7坪) | 53.3万/坪 (39.3坪) |
水無瀬駅 | 51.1万/坪 (160坪) | - | 34.5万/坪 (69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十三駅 218.2 万/坪(昨年同期比 +126.2 %)
十三駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +126.2%( +121.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 29.5 坪から +117.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 8.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 50.0 %)
総持寺駅 88.6 万/坪(昨年同期比 +65.6 %)
総持寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.6万円/坪(26.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +65.6%( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 199.7 坪から -78.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.5 分 → 2023年 9.2 分、-32.1 %と大きく減少)
淡路駅 31.3 万/坪(昨年同期比 -66.2 %)
淡路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -66.2%( -61.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 30.3 坪から +55.0 %増)。
富田駅 45.0 万/坪(昨年同期比 -26.1 %)
富田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.0万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -26.1%( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 63.5 坪から -61.9 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示