この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の埼玉新都市交通伊奈線 (大宮駅～内宿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +46.5％( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2022年)に比べて -24.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.7 坪 (昨年 74.6 坪から +32.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大宮駅、鉄道博物館駅、志久駅、羽貫駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鉄道博物館駅で昨年に比べ +53.3 ％、坪単価は 99.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(鉄道博物館駅、大宮駅)は +46.4 ％(坪単価 +40.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沼南駅、今羽駅)は -62.6 ％(坪単価 -28.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 13.8 分 → 2023年 15.8 分、+14.6 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.2 ％ → 2023年 14.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +39.5％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった沼南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -90.7％( -37.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 埼玉新都市交通伊奈線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 165万/坪 (88.0坪) | 118万/坪 (68.1坪) | 89.8万/坪 (62.8坪) |
| 鉄道博物館駅 | 99.2万/坪 (22.7坪) | 64.7万/坪 (69.6坪) | - |
| 加茂宮駅 | - | - | - |
| 東宮原駅 | - | 63.7万/坪 (175坪) | 83.4万/坪 (34.8坪) |
| 今羽駅 | 36.1万/坪 (33.3坪) | 55.1万/坪 (31.8坪) | - |
| 吉野原駅 | 38.1万/坪 (39.3坪) | - | 33.1万/坪 (48.4坪) |
| 原市駅 | 37.9万/坪 (54.5坪) | 44.6万/坪 (42.4坪) | 51.7万/坪 (34.8坪) |
| 沼南駅 | 3.8万/坪 (393坪) | 40.8万/坪 (101坪) | 35.4万/坪 (52.9坪) |
| 丸山駅 | 13.1万/坪 (234坪) | 12.4万/坪 (36.3坪) | - |
| 志久駅 | 23.5万/坪 (103坪) | 19.3万/坪 (67.3坪) | 20.3万/坪 (109坪) |
| 伊奈中央駅 | 22.9万/坪 (77.9坪) | 27.1万/坪 (116坪) | 22.9万/坪 (68.1坪) |
| 羽貫駅 | 39.1万/坪 (66.6坪) | 29.1万/坪 (68.1坪) | 20.5万/坪 (63.5坪) |
| 内宿駅 | - | 27.2万/坪 (28.0坪) | 26.9万/坪 (56.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鉄道博物館駅 99.2 万/坪(昨年同期比 +53.3 ％)
鉄道博物館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +53.3％( +34.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 69.6 坪から -67.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.0 分 → 2023年 6.5 分、-53.6 ％と大きく減少)
大宮駅 164.6 万/坪(昨年同期比 +39.5 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +39.5％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 68.1 坪から +29.2 ％増)。
沼南駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -90.7 ％)
沼南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -90.7％( -37.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 101.3 坪から +288.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 12.5 分 → 2023年 11.0 分、-12.0 ％と減少)
今羽駅 36.1 万/坪(昨年同期比 -34.5 ％)
今羽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -34.5％( -19.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示