【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR総武本線 (千葉駅~銚子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -17.5%( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2023年)に比べて -31.3%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.8 坪 (昨年 101.6 坪から +0.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。四街道駅、成東駅、干潟駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは榎戸駅で昨年に比べ +143.3 %、坪単価は 5.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(榎戸駅、日向駅)は +122.4 %(坪単価 +2.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(銚子駅、佐倉駅)は -81.2 %(坪単価 -13.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 % → 2024年 5.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 31.5 分 → 2024年 35.5 分、+13.0 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -30.4%( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった銚子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.16万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -89.9%( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR総武本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 49.0万/坪 (98.1坪) | 70.4万/坪 (92.9坪) | 41.8万/坪 (62.9坪) |
東千葉駅 | - | 75.2万/坪 (122坪) | 51.8万/坪 (112坪) |
都賀駅 | 31.3万/坪 (101坪) | 49.3万/坪 (84.5坪) | 34.9万/坪 (114坪) |
四街道駅 | 40.9万/坪 (90.3坪) | 21.6万/坪 (86.0坪) | 24.8万/坪 (59.2坪) |
物井駅 | 30.0万/坪 (67.1坪) | 29.0万/坪 (101坪) | 32.2万/坪 (102坪) |
佐倉駅 | 8.7万/坪 (231坪) | 31.7万/坪 (132坪) | 13.7万/坪 (86.0坪) |
南酒々井駅 | - | 4.0万/坪 (49.9坪) | - |
榎戸駅 | 5.0万/坪 (64.3坪) | 2.1万/坪 (43.1坪) | 3.4万/坪 (56.3坪) |
八街駅 | 2.9万/坪 (91.9坪) | 3.8万/坪 (120坪) | 4.6万/坪 (127坪) |
日向駅 | 2.2万/坪 (56.2坪) | 1.1万/坪 (54.5坪) | 3.5万/坪 (113坪) |
成東駅 | 3.8万/坪 (65.8坪) | 2.2万/坪 (125坪) | 3.2万/坪 (72.6坪) |
松尾駅 | 2.9万/坪 (138坪) | 7.3万/坪 (40.1坪) | 2.9万/坪 (98.3坪) |
横芝駅 | - | 1.8万/坪 (184坪) | 1.4万/坪 (164坪) |
飯倉駅 | - | - | - |
八日市場駅 | - | 24.3万/坪 (104坪) | 2.4万/坪 (166坪) |
干潟駅 | 8.3万/坪 (96.8坪) | 5.7万/坪 (116坪) | 3.1万/坪 (123坪) |
旭駅 | 7.6万/坪 (155坪) | 7.1万/坪 (98.6坪) | 4.8万/坪 (253坪) |
飯岡駅 | 1.0万/坪 (140坪) | 3.3万/坪 (94.6坪) | 2.1万/坪 (106坪) |
倉橋駅 | - | - | - |
猿田駅 | - | 0.07万/坪 (45.4坪) | 1.1万/坪 (45.4坪) |
松岸駅 | - | - | 4.0万/坪 (138坪) |
銚子駅 | 0.5万/坪 (57.5坪) | 5.2万/坪 (67.8坪) | 5.5万/坪 (107坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
榎戸駅 5.0 万/坪(昨年同期比 +143.3 %)
榎戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +143.3%( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 43.1 坪から +49.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.5 分 → 2024年 8.5 分、-66.7 %と大きく減少)
日向駅 2.2 万/坪(昨年同期比 +101.5 %)
日向駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +101.5%( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 56.2 坪 (昨年 54.5 坪から +3.2 %増)。
銚子駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -89.9 %)
銚子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.16万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -89.9%( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 67.8 坪から -15.2 %減)。
佐倉駅 8.7 万/坪(昨年同期比 -72.5 %)
佐倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -72.5%( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 231.4 坪 (昨年 131.6 坪から +75.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 59.3 分、+270.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示