【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年7月〜9月期のJR総武本線 (千葉駅～銚子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +14.8％( +2.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 136 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -17件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 110.7 坪 (昨年 109.5 坪から +1.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅、日向駅、横芝駅、松岸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八街駅で昨年に比べ +130.2 ％、坪単価は 5.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(八街駅、日向駅)は +95.2 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(都賀駅、榎戸駅)は -55.2 ％(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 ％ → 2021年 2.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.4万円/坪(16.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +10.6％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日向駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +60.3％( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 51.1万/坪 (62.7坪) | 41.6万/坪 (117坪) | 55.0万/坪 (82.4坪) |
| 東千葉駅 | 54.4万/坪 (37.8坪) | 49.2万/坪 (54.5坪) | 7.9万/坪 (75.6坪) |
| 都賀駅 | 18.0万/坪 (89.4坪) | 40.2万/坪 (42.4坪) | 27.8万/坪 (95.7坪) |
| 四街道駅 | 21.2万/坪 (107坪) | 19.4万/坪 (112坪) | 17.7万/坪 (61.8坪) |
| 物井駅 | 24.6万/坪 (47.6坪) | 23.0万/坪 (126坪) | 22.9万/坪 (93.5坪) |
| 佐倉駅 | 12.8万/坪 (134坪) | 11.2万/坪 (108坪) | - |
| 南酒々井駅 | - | - | 3.9万/坪 (56.0坪) |
| 榎戸駅 | 3.8万/坪 (155坪) | 8.4万/坪 (59.0坪) | 10.5万/坪 (80.2坪) |
| 八街駅 | 5.2万/坪 (117坪) | 2.3万/坪 (120坪) | 3.5万/坪 (148坪) |
| 日向駅 | 2.2万/坪 (91.4坪) | 1.4万/坪 (96.8坪) | 7.9万/坪 (42.9坪) |
| 成東駅 | 3.6万/坪 (237坪) | 5.3万/坪 (78.0坪) | 8.9万/坪 (96.8坪) |
| 松尾駅 | - | 1.3万/坪 (90.2坪) | 3.0万/坪 (76.8坪) |
| 横芝駅 | 4.1万/坪 (76.5坪) | 3.0万/坪 (156坪) | 2.3万/坪 (167坪) |
| 飯倉駅 | - | 2.2万/坪 (55.6坪) | 0.6万/坪 (158坪) |
| 八日市場駅 | 3.3万/坪 (61.6坪) | 2.9万/坪 (97.3坪) | 4.6万/坪 (53.8坪) |
| 干潟駅 | 6.2万/坪 (217坪) | 5.4万/坪 (176坪) | 3.7万/坪 (153坪) |
| 旭駅 | 5.5万/坪 (183坪) | 7.8万/坪 (69.1坪) | 4.1万/坪 (140坪) |
| 飯岡駅 | 3.5万/坪 (92.3坪) | 5.1万/坪 (80.7坪) | 1.3万/坪 (124坪) |
| 倉橋駅 | 3.0万/坪 (169坪) | - | 1.2万/坪 (281坪) |
| 猿田駅 | - | - | - |
| 松岸駅 | 4.0万/坪 (116坪) | 3.2万/坪 (173坪) | - |
| 銚子駅 | 5.0万/坪 (142坪) | 6.8万/坪 (173坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八街駅 5.2 万/坪(昨年同期比 +130.2 ％)
八街駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +130.2％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.8 坪 (昨年 120.1 坪から -2.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 48.5 分 → 2021年 33.2 分、-31.4 ％と大きく減少)
日向駅 2.2 万/坪(昨年同期比 +60.3 ％)
日向駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +60.3％( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 91.4 坪 (昨年 96.8 坪から -5.6 ％減)。
都賀駅 18.0 万/坪(昨年同期比 -55.3 ％)
都賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -55.3％( -22.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +62.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 89.4 坪 (昨年 42.4 坪から +111.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.2 分 → 2021年 28.2 分、+54.3 ％と大きく増加)
榎戸駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -55.1 ％)
榎戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -55.1％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 154.9 坪 (昨年 59.0 坪から +162.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.2 分 → 2021年 44.2 分、+172.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示