この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年4月〜6月期のJR成田線我孫子支線 (成田駅~我孫子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -32.6%( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2019年)に比べて +55.0%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 100.0 坪 (昨年 103.9 坪から -3.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新木駅、湖北駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは湖北駅で昨年に比べ +32.9 %、坪単価は 7.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(湖北駅、新木駅)は +32.2 %(坪単価 +2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(成田駅、我孫子駅)は -50.4 %(坪単価 -15.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.0 % → 2020年 22.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった我孫子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -45.2%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった布佐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -13.5%( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +700.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR成田線我孫子支線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
成田駅 | 10.8万/坪 (16.6坪) | 24.3万/坪 (111坪) | 23.7万/坪 (94.8坪) |
下総松崎駅 | 9.5万/坪 (62.0坪) | 8.7万/坪 (57.5坪) | - |
安食駅 | 15.5万/坪 (60.5坪) | - | - |
小林駅 | - | 8.9万/坪 (82.7坪) | - |
木下駅 | 4.3万/坪 (124坪) | - | 5.0万/坪 (30.3坪) |
布佐駅 | 5.9万/坪 (69.8坪) | 6.8万/坪 (56.0坪) | 3.4万/坪 (82.1坪) |
新木駅 | 14.1万/坪 (61.0坪) | 10.7万/坪 (65.8坪) | 14.7万/坪 (61.1坪) |
湖北駅 | 7.5万/坪 (213坪) | 5.6万/坪 (205坪) | 8.1万/坪 (56.7坪) |
東我孫子駅 | - | - | - |
我孫子駅 | 21.2万/坪 (74.7坪) | 38.6万/坪 (51.4坪) | 30.9万/坪 (149坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
湖北駅 7.5 万/坪(昨年同期比 +32.9 %)
湖北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.5万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +32.9%( +1.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 212.8 坪 (昨年 205.1 坪から +3.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.2 分 → 2020年 7.1 分、-53.0 %と大きく減少)
新木駅 14.1 万/坪(昨年同期比 +31.5 %)
新木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.1万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +31.5%( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 65.8 坪から -7.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.0 分 → 2020年 21.8 分、+45.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 25.0 %)
成田駅 10.8 万/坪(昨年同期比 -55.5 %)
成田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -55.5%( -13.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 111.2 坪から -85.0 %減)。
我孫子駅 21.2 万/坪(昨年同期比 -45.2 %)
我孫子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -45.2%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.7 坪 (昨年 51.4 坪から +45.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.0 分 → 2020年 26.6 分、+141.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示