【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の東武野田線 (川間駅～船橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +16.8％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 105 件(１年前(2022年)に比べて -4.5％( -5件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.8 坪 (昨年 84.7 坪から +0.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。川間駅、愛宕駅、江戸川台駅、初石駅、流山おおたかの森駅、豊四季駅、柏駅、新柏駅、増尾駅、逆井駅、鎌ケ谷駅、船橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは運河駅で昨年に比べ +122.0 ％、坪単価は 45.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(運河駅、鎌ケ谷駅)は +105.7 ％(坪単価 +19.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(清水公園駅、野田市駅)は -55.1 ％(坪単価 -13.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.9 ％ → 2023年 7.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +74.8％( +69.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清水公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -95.9％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武野田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川間駅 | 15.4万/坪 (81.9坪) | 9.6万/坪 (137坪) | 15.2万/坪 (59.6坪) |
| 七光台駅 | - | 22.6万/坪 (57.5坪) | 11.3万/坪 (363坪) |
| 清水公園駅 | 1.0万/坪 (299坪) | 24.6万/坪 (51.4坪) | 22.0万/坪 (49.9坪) |
| 愛宕駅 | 18.6万/坪 (103坪) | 15.0万/坪 (187坪) | 12.3万/坪 (170坪) |
| 野田市駅 | 16.4万/坪 (99.2坪) | 19.1万/坪 (57.5坪) | 17.1万/坪 (67.6坪) |
| 梅郷駅 | 15.9万/坪 (102坪) | 15.3万/坪 (182坪) | 17.4万/坪 (77.1坪) |
| 運河駅 | 45.4万/坪 (125坪) | 20.4万/坪 (79.4坪) | 20.5万/坪 (74.7坪) |
| 江戸川台駅 | 58.0万/坪 (60.0坪) | 40.7万/坪 (113坪) | 27.2万/坪 (179坪) |
| 初石駅 | 68.9万/坪 (145坪) | 46.7万/坪 (56.3坪) | 50.9万/坪 (39.3坪) |
| 流山おおたかの森駅 | 162万/坪 (107坪) | 92.5万/坪 (79.2坪) | 81.3万/坪 (54.1坪) |
| 豊四季駅 | 60.0万/坪 (77.9坪) | 39.8万/坪 (71.3坪) | 34.5万/坪 (126坪) |
| 柏駅 | 69.8万/坪 (74.3坪) | 57.7万/坪 (65.5坪) | 42.3万/坪 (67.7坪) |
| 新柏駅 | 71.2万/坪 (37.1坪) | 41.3万/坪 (49.0坪) | 66.1万/坪 (37.8坪) |
| 増尾駅 | 46.5万/坪 (49.3坪) | 37.4万/坪 (69.6坪) | 28.9万/坪 (60.5坪) |
| 逆井駅 | 33.5万/坪 (36.3坪) | 21.5万/坪 (46.3坪) | 27.9万/坪 (44.9坪) |
| 高柳駅 | 34.6万/坪 (56.5坪) | 29.2万/坪 (60.5坪) | 34.1万/坪 (57.5坪) |
| 六実駅 | - | 30.9万/坪 (63.0坪) | 23.2万/坪 (48.4坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | 25.9万/坪 (163坪) | - | - |
| 鎌ケ谷駅 | 31.3万/坪 (150坪) | 16.5万/坪 (90.8坪) | 42.1万/坪 (34.8坪) |
| 馬込沢駅 | 39.3万/坪 (41.0坪) | 38.5万/坪 (46.9坪) | 32.9万/坪 (108坪) |
| 塚田駅 | 76.7万/坪 (45.4坪) | 71.9万/坪 (77.6坪) | 66.7万/坪 (78.7坪) |
| 新船橋駅 | 76.0万/坪 (30.3坪) | - | - |
| 船橋駅 | 98.5万/坪 (63.9坪) | 69.1万/坪 (38.6坪) | 77.9万/坪 (58.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
運河駅 45.4 万/坪(昨年同期比 +122.0 ％)
運河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +122.0％( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.6 坪 (昨年 79.4 坪から +57.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.8 分 → 2023年 17.2 分、+16.6 ％と増加)
鎌ケ谷駅 31.3 万/坪(昨年同期比 +89.4 ％)
鎌ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.3万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +89.4％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 90.8 坪から +65.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 11.5 分、+43.8 ％と大きく増加)
清水公園駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -95.9 ％)
清水公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -95.9％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 299.5 坪 (昨年 51.4 坪から +482.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 13.3 分 → 2023年 15.0 分、+12.5 ％と増加)
野田市駅 16.4 万/坪(昨年同期比 -14.3 ％)
野田市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -14.3％( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 99.2 坪 (昨年 57.5 坪から +72.6 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示