【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の札幌市東豊線 (栄町駅～福住駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -6.4％( -2.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(１年前(2022年)に比べて -56.9％( -66件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.5 坪 (昨年 86.1 坪から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。新道東駅、学園前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは学園前駅で昨年に比べ +44.8 ％、坪単価は 75.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(学園前駅、新道東駅)は +34.8 ％(坪単価 +13.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福住駅、元町駅)は -19.6 ％(坪単価 -6.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 ％ → 2023年 6.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 2.6 ％ → 2023年 2.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +44.8％( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -23.7％( -6.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -61.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 札幌市東豊線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 栄町駅 | 38.9万/坪 (87.1坪) | 35.4万/坪 (69.8坪) | 39.6万/坪 (71.1坪) |
| 新道東駅 | 22.4万/坪 (80.2坪) | 17.9万/坪 (103坪) | 10.7万/坪 (89.1坪) |
| 元町駅 | 37.1万/坪 (85.6坪) | 43.9万/坪 (115坪) | 35.3万/坪 (114坪) |
| 環状通東駅 | 35.1万/坪 (59.3坪) | 39.4万/坪 (71.5坪) | 34.8万/坪 (56.9坪) |
| 東区役所前駅 | 50.0万/坪 (130坪) | 53.1万/坪 (108坪) | 37.5万/坪 (51.4坪) |
| 北13条東駅 | - | 11.0万/坪 (109坪) | - |
| さっぽろ駅 | 64.8万/坪 (154坪) | - | - |
| 大通駅 | - | 151万/坪 (10.6坪) | 1,175万/坪 (13.6坪) |
| 豊水すすきの駅 | - | - | - |
| 学園前駅 | 75.8万/坪 (72.6坪) | 52.3万/坪 (60.5坪) | 24.8万/坪 (60.5坪) |
| 豊平公園駅 | 64.6万/坪 (42.4坪) | 65.3万/坪 (49.4坪) | - |
| 美園駅 | - | 73.4万/坪 (44.6坪) | 63.2万/坪 (69.6坪) |
| 月寒中央駅 | 63.7万/坪 (89.2坪) | 57.4万/坪 (59.4坪) | 35.2万/坪 (130坪) |
| 福住駅 | 20.4万/坪 (108坪) | 26.8万/坪 (77.9坪) | 25.5万/坪 (98.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
学園前駅 75.8 万/坪(昨年同期比 +44.8 ％)
学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +44.8％( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 60.5 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.5 分 → 2023年 8.0 分、-23.8 ％と大きく減少)
新道東駅 22.4 万/坪(昨年同期比 +24.7 ％)
新道東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +24.7％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2022年)に比べて -52.4％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 103.2 坪から -22.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 57.7 分 → 2023年 42.0 分、-27.2 ％と大きく減少)
福住駅 20.4 万/坪(昨年同期比 -23.7 ％)
福住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -23.7％( -6.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -61.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.3 坪 (昨年 77.9 坪から +39.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 43.6 分 → 2023年 60.0 分、+37.6 ％と大きく増加)
元町駅 37.1 万/坪(昨年同期比 -15.5 ％)
元町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.1万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -15.5％( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.6 坪 (昨年 115.1 坪から -25.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.2 分 → 2023年 11.8 分、-22.3 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示