【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の札幌市南北線 (麻生駅～真駒内駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -1.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 165 件(１年前(2021年)に比べて +5.1％( +8件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 85.4 坪 (昨年 79.7 坪から +7.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。麻生駅、北18条駅、さっぽろ駅、幌平橋駅、自衛隊前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは自衛隊前駅で昨年に比べ +75.2 ％、坪単価は 32.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(自衛隊前駅、麻生駅)は +62.0 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中の島駅、真駒内駅)は -59.8 ％(坪単価 -29.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.3 ％ → 2022年 3.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 0.6 ％ → 2022年 0.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったさっぽろ駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +24.6％( +28.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中の島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -95.3％( -55.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 札幌市南北線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 麻生駅 | 23.6万/坪 (87.2坪) | 15.9万/坪 (77.8坪) | 15.7万/坪 (84.6坪) |
| 北34条駅 | 45.8万/坪 (49.6坪) | 49.3万/坪 (111坪) | 31.1万/坪 (56.8坪) |
| 北24条駅 | 29.9万/坪 (65.9坪) | 34.7万/坪 (64.4坪) | 29.7万/坪 (105坪) |
| 北18条駅 | 69.3万/坪 (290坪) | 50.9万/坪 (46.4坪) | - |
| 北12条駅 | - | - | - |
| さっぽろ駅 | 144万/坪 (69.6坪) | 115万/坪 (130坪) | 107万/坪 (48.4坪) |
| 大通駅 | - | 1,047万/坪 (18.2坪) | - |
| すすきの駅 | - | - | 93.7万/坪 (72.6坪) |
| 中島公園駅 | 88.8万/坪 (30.8坪) | - | 78.9万/坪 (103坪) |
| 幌平橋駅 | 60.9万/坪 (62.4坪) | 49.7万/坪 (60.8坪) | 56.8万/坪 (40.6坪) |
| 中の島駅 | 2.8万/坪 (18.2坪) | 58.1万/坪 (66.6坪) | 42.6万/坪 (84.7坪) |
| 平岸駅 | 70.7万/坪 (109坪) | 67.0万/坪 (64.3坪) | 69.5万/坪 (87.7坪) |
| 南平岸駅 | 36.1万/坪 (79.4坪) | 39.8万/坪 (127坪) | 31.5万/坪 (43.9坪) |
| 澄川駅 | 34.0万/坪 (82.5坪) | 40.7万/坪 (60.8坪) | 25.5万/坪 (108坪) |
| 自衛隊前駅 | 32.0万/坪 (79.2坪) | 18.3万/坪 (65.9坪) | 22.0万/坪 (66.6坪) |
| 真駒内駅 | 11.8万/坪 (101坪) | 15.6万/坪 (88.4坪) | 9.6万/坪 (112坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
自衛隊前駅 32.0 万/坪(昨年同期比 +75.2 ％)
自衛隊前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +75.2％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 65.9 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.2 分 → 2022年 11.0 分、-48.1 ％と大きく減少)
麻生駅 23.6 万/坪(昨年同期比 +48.8 ％)
麻生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +48.8％( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 73 件(１年前(2021年)に比べて -2.7％( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 77.8 坪から +12.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 61.9 分 → 2022年 51.7 分、-16.5 ％と減少)
中の島駅 2.8 万/坪(昨年同期比 -95.3 ％)
中の島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -95.3％( -55.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 66.6 坪から -72.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 6.7 分 → 2022年 8.0 分、+20.0 ％と増加)
真駒内駅 11.8 万/坪(昨年同期比 -24.4 ％)
真駒内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -24.4％( -3.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 38 件(１年前(2021年)に比べて +2.7％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 100.9 坪 (昨年 88.4 坪から +14.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 48.1 分 → 2022年 56.6 分、+17.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示