【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の京阪本線 (橋本駅~出町柳駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.4万円/坪(28.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +62.3%( +36.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2021年)に比べて +8.0%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 45.5 坪から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。橋本駅、淀駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは淀駅で昨年に比べ +68.6 %、坪単価は 58.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(淀駅、橋本駅)は +59.5 %(坪単価 +18.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伏見稲荷駅、中書島駅)は -5.1 %(坪単価 -4.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.0 % → 2022年 18.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.9 分 → 2022年 13.4 分、+12.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 11.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出町柳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +7.0%( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石清水八幡宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +7.8%( +2.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
京阪本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
橋本駅 | 40.1万/坪 (31.0坪) | 26.7万/坪 (66.6坪) | 19.6万/坪 (68.6坪) |
石清水八幡宮駅 | 36.5万/坪 (101坪) | 33.9万/坪 (60.5坪) | 19.8万/坪 (151坪) |
淀駅 | 58.1万/坪 (53.9坪) | 34.5万/坪 (21.2坪) | - |
中書島駅 | 104万/坪 (59.0坪) | 106万/坪 (22.7坪) | 37.1万/坪 (94.2坪) |
伏見桃山駅 | - | 103万/坪 (27.2坪) | - |
丹波橋駅 | 92.6万/坪 (15.1坪) | - | 69.5万/坪 (157坪) |
墨染駅 | - | 67.2万/坪 (39.3坪) | 40.8万/坪 (45.4坪) |
藤森駅 | 80.0万/坪 (28.7坪) | 68.6万/坪 (51.8坪) | 71.2万/坪 (19.7坪) |
龍谷大前深草駅 | 74.9万/坪 (33.3坪) | - | 47.6万/坪 (175坪) |
伏見稲荷駅 | 76.3万/坪 (22.7坪) | 83.5万/坪 (28.7坪) | - |
鳥羽街道駅 | - | 50.9万/坪 (38.6坪) | - |
東福寺駅 | - | 89.6万/坪 (23.4坪) | 55.7万/坪 (82.7坪) |
七条駅 | 132万/坪 (27.2坪) | - | - |
清水五条駅 | 270万/坪 (30.8坪) | - | - |
祇園四条駅 | - | - | - |
三条駅 | - | - | - |
神宮丸太町駅 | 95.9万/坪 (30.3坪) | - | 188万/坪 (112坪) |
出町柳駅 | 105万/坪 (46.1坪) | 98.1万/坪 (46.9坪) | 173万/坪 (45.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
淀駅 58.1 万/坪(昨年同期比 +68.6 %)
淀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +68.6%( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 21.2 坪から +154.8 %増)。
橋本駅 40.1 万/坪(昨年同期比 +50.4 %)
橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +50.4%( +13.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 31.0 坪 (昨年 66.6 坪から -53.4 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.5 分、+21.4 %と大きく増加)
伏見稲荷駅 76.3 万/坪(昨年同期比 -8.6 %)
伏見稲荷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.3万円/坪(23.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -8.6%( -7.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 28.7 坪から -21.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.0 分 → 2022年 2.5 分、-37.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)
中書島駅 104.2 万/坪(昨年同期比 -1.5 %)
中書島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -1.5%( -1.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 22.7 坪から +160.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 8.0 分、+60.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示