【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の京都市烏丸線 (国際会館駅～竹田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +9.6％( +11.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて +21.9％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 68.9 坪 (昨年 53.7 坪から +28.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。北山駅、今出川駅、京都駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは今出川駅で昨年に比べ +63.2 ％、坪単価は 165 万円/坪となった。
上位 2 駅(今出川駅、北山駅)は +49.8 ％(坪単価 +51.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松ケ崎駅、鞍馬口駅)は -27.3 ％(坪単価 -41.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.9 分 → 2023年 16.8 分、+20.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.6 ％ → 2023年 15.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 234万円/坪(70.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +31.6％( +56.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北大路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -5.3％( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京都市烏丸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国際会館駅 | 58.6万/坪 (123坪) | - | 105万/坪 (51.4坪) |
| 松ケ崎駅 | 85.5万/坪 (116坪) | 157万/坪 (28.7坪) | - |
| 北山駅 | 143万/坪 (59.4坪) | 105万/坪 (76.6坪) | 149万/坪 (88.0坪) |
| 北大路駅 | 81.3万/坪 (44.1坪) | 85.9万/坪 (60.1坪) | 102万/坪 (56.4坪) |
| 鞍馬口駅 | 111万/坪 (120坪) | 122万/坪 (31.8坪) | 121万/坪 (37.8坪) |
| 今出川駅 | 165万/坪 (40.8坪) | 101万/坪 (22.7坪) | 77.1万/坪 (45.4坪) |
| 丸太町駅 | - | 264万/坪 (15.1坪) | - |
| 烏丸御池駅 | 457万/坪 (84.7坪) | - | - |
| 四条駅 | 190万/坪 (12.1坪) | - | - |
| 五条駅 | 271万/坪 (30.3坪) | - | 255万/坪 (99.8坪) |
| 京都駅 | 234万/坪 (72.6坪) | 178万/坪 (50.7坪) | - |
| 九条駅 | 135万/坪 (36.3坪) | - | 106万/坪 (62.0坪) |
| 十条駅 | - | - | - |
| くいな橋駅 | - | - | 58.8万/坪 (13.6坪) |
| 竹田駅 | 53.5万/坪 (63.5坪) | - | 48.8万/坪 (68.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
今出川駅 165.1 万/坪(昨年同期比 +63.2 ％)
今出川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +63.2％( +64.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 22.7 坪から +80.0 ％増)。
北山駅 142.8 万/坪(昨年同期比 +36.4 ％)
北山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +36.4％( +38.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -63.6％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.4 坪 (昨年 76.6 坪から -22.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.4 分 → 2023年 7.0 分、-51.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.1 ％ → 2023年 25.0 ％)
松ケ崎駅 85.5 万/坪(昨年同期比 -45.4 ％)
松ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.5万円/坪(25.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -45.4％( -71.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 116.5 坪 (昨年 28.7 坪から +305.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 9.0 分 → 2023年 10.0 分、+11.1 ％と増加)
鞍馬口駅 110.9 万/坪(昨年同期比 -9.1 ％)
鞍馬口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -9.1％( -11.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 119.8 坪 (昨年 31.8 坪から +277.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.6 分 → 2023年 16.2 分、+68.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示