【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR紀勢本線 (亀山駅～鵜殿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -29.7％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 45 件(１年前(2023年)に比べて -87.6％( -318件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.3 坪 (昨年 132.4 坪から -3.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。阿漕駅、高茶屋駅、紀伊長島駅、船津駅、相賀駅、尾鷲駅、有井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは有井駅で昨年に比べ +99.8 ％、坪単価は 5.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(有井駅、高茶屋駅)は +79.6 ％(坪単価 +4.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(亀山駅、津駅)は -61.4 ％(坪単価 -8.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 4.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +59.3％( +6.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -88.0％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった船津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.14万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +30.6％( +0.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR紀勢本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀山駅 | 1.9万/坪 (236坪) | 5.8万/坪 (139坪) | 5.3万/坪 (148坪) |
| 下庄駅 | - | 1.0万/坪 (271坪) | 0.7万/坪 (205坪) |
| 一身田駅 | 8.7万/坪 (93.0坪) | 12.2万/坪 (94.3坪) | 7.2万/坪 (200坪) |
| 津駅 | 10.0万/坪 (71.8坪) | 22.4万/坪 (105坪) | 21.6万/坪 (108坪) |
| 阿漕駅 | 7.6万/坪 (128坪) | 6.3万/坪 (117坪) | 9.3万/坪 (102坪) |
| 高茶屋駅 | 16.4万/坪 (55.5坪) | 10.3万/坪 (114坪) | 8.5万/坪 (106坪) |
| 六軒駅 | - | 7.7万/坪 (139坪) | 4.5万/坪 (135坪) |
| 松阪駅 | 6.7万/坪 (147坪) | 9.3万/坪 (128坪) | 9.2万/坪 (130坪) |
| 徳和駅 | 5.7万/坪 (75.6坪) | 8.6万/坪 (150坪) | 6.6万/坪 (175坪) |
| 多気駅 | - | 2.9万/坪 (191坪) | 1.7万/坪 (39.3坪) |
| 相可駅 | 3.0万/坪 (31.8坪) | 5.0万/坪 (169坪) | 7.0万/坪 (148坪) |
| 佐奈駅 | - | 1.9万/坪 (244坪) | 1.8万/坪 (166坪) |
| 栃原駅 | 0.5万/坪 (283坪) | 1.1万/坪 (227坪) | 1.2万/坪 (240坪) |
| 川添駅 | - | 0.26万/坪 (115坪) | 0.25万/坪 (121坪) |
| 三瀬谷駅 | - | 0.9万/坪 (213坪) | 1.3万/坪 (211坪) |
| 滝原駅 | - | 0.5万/坪 (207坪) | 1.8万/坪 (70.3坪) |
| 阿曽駅 | - | - | - |
| 伊勢柏崎駅 | - | 1.1万/坪 (81.7坪) | - |
| 大内山駅 | - | - | 1.2万/坪 (153坪) |
| 梅ケ谷駅 | - | - | - |
| 紀伊長島駅 | 2.8万/坪 (42.4坪) | 2.3万/坪 (153坪) | 1.0万/坪 (226坪) |
| 三野瀬駅 | - | - | 0.5万/坪 (218坪) |
| 船津駅 | 0.5万/坪 (63.5坪) | 0.4万/坪 (87.0坪) | 2.1万/坪 (325坪) |
| 相賀駅 | 3.8万/坪 (125坪) | 2.4万/坪 (183坪) | 1.7万/坪 (148坪) |
| 尾鷲駅 | 6.8万/坪 (49.9坪) | 4.7万/坪 (71.5坪) | 6.4万/坪 (95.9坪) |
| 大曽根浦駅 | - | - | 0.6万/坪 (40.8坪) |
| 九鬼駅 | - | - | - |
| 三木里駅 | - | - | - |
| 賀田駅 | - | - | 1.5万/坪 (182坪) |
| 二木島駅 | - | - | - |
| 新鹿駅 | - | 0.05万/坪 (21.2坪) | 4.9万/坪 (360坪) |
| 大泊駅 | - | 1.6万/坪 (197坪) | - |
| 熊野市駅 | - | 3.0万/坪 (133坪) | 6.7万/坪 (107坪) |
| 有井駅 | 5.6万/坪 (124坪) | 2.8万/坪 (86.2坪) | 5.9万/坪 (104坪) |
| 神志山駅 | - | 7.1万/坪 (138坪) | 0.30万/坪 (90.8坪) |
| 紀伊市木駅 | - | 2.6万/坪 (153坪) | 3.9万/坪 (176坪) |
| 阿田和駅 | - | 4.1万/坪 (59.3坪) | 4.3万/坪 (83.2坪) |
| 紀伊井田駅 | - | - | 1.2万/坪 (240坪) |
| 鵜殿駅 | - | 6.2万/坪 (90.4坪) | 9.9万/坪 (63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
有井駅 5.6 万/坪(昨年同期比 +99.8 ％)
有井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +99.8％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 86.2 坪から +43.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.7 分 → 2024年 29.0 分、+33.8 ％と大きく増加)
高茶屋駅 16.4 万/坪(昨年同期比 +59.3 ％)
高茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +59.3％( +6.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -88.0％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 114.2 坪から -51.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.2 分 → 2024年 11.7 分、-49.8 ％と大きく減少)
亀山駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -67.5 ％)
亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -67.5％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -88.3％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 236.0 坪 (昨年 138.9 坪から +69.9 ％増)。
津駅 10.0 万/坪(昨年同期比 -55.3 ％)
津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -55.3％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -88.4％( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 105.1 坪から -31.7 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示