【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR紀勢本線 (亀山駅～鵜殿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +18.9％( +1.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて -38.8％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 137.0 坪 (昨年 150.7 坪から -9.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。六軒駅、栃原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船津駅で昨年に比べ +66788.5 ％、坪単価は 5.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(船津駅、紀伊長島駅)は +33605.2 ％(坪単価 +3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿田和駅、亀山駅)は -78.0 ％(坪単価 -5.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 32.8 分 → 2024年 39.6 分、+21.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 ％ → 2024年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.6万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.1％( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栃原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.27万円/坪(0.08万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +80.6％( +0.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR紀勢本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀山駅 | 1.4万/坪 (176坪) | 6.0万/坪 (145坪) | 5.6万/坪 (172坪) |
| 下庄駅 | - | 0.23万/坪 (393坪) | 0.8万/坪 (234坪) |
| 一身田駅 | 7.9万/坪 (85.7坪) | 10.6万/坪 (149坪) | 0.08万/坪 (201坪) |
| 津駅 | 17.6万/坪 (79.3坪) | 16.9万/坪 (214坪) | 14.8万/坪 (114坪) |
| 阿漕駅 | 9.5万/坪 (199坪) | 4.7万/坪 (125坪) | 8.6万/坪 (126坪) |
| 高茶屋駅 | 7.5万/坪 (121坪) | 10.4万/坪 (136坪) | 3.1万/坪 (106坪) |
| 六軒駅 | 3.4万/坪 (178坪) | 2.2万/坪 (13.6坪) | 4.1万/坪 (154坪) |
| 松阪駅 | 5.8万/坪 (159坪) | 7.6万/坪 (133坪) | 9.0万/坪 (96.3坪) |
| 徳和駅 | 1.9万/坪 (514坪) | 6.1万/坪 (163坪) | 7.0万/坪 (190坪) |
| 多気駅 | - | - | - |
| 相可駅 | 10.9万/坪 (60.5坪) | 3.8万/坪 (173坪) | 3.5万/坪 (241坪) |
| 佐奈駅 | - | - | - |
| 栃原駅 | 0.27万/坪 (312坪) | 0.15万/坪 (257坪) | 0.23万/坪 (335坪) |
| 川添駅 | - | - | - |
| 三瀬谷駅 | - | 0.3万/坪 (209坪) | 0.4万/坪 (63.5坪) |
| 滝原駅 | - | - | 1.7万/坪 (121坪) |
| 阿曽駅 | - | - | - |
| 伊勢柏崎駅 | - | - | - |
| 大内山駅 | - | - | 0.17万/坪 (191坪) |
| 梅ケ谷駅 | - | - | - |
| 紀伊長島駅 | 1.5万/坪 (160坪) | 0.29万/坪 (139坪) | - |
| 三野瀬駅 | - | - | - |
| 船津駅 | 5.7万/坪 (69.6坪) | 0.01万/坪 (118坪) | - |
| 相賀駅 | - | 3.0万/坪 (84.7坪) | 0.9万/坪 (75.6坪) |
| 尾鷲駅 | 1.0万/坪 (63.8坪) | 4.2万/坪 (57.5坪) | - |
| 大曽根浦駅 | - | - | - |
| 九鬼駅 | - | - | - |
| 三木里駅 | - | - | - |
| 賀田駅 | - | - | 2.6万/坪 (145坪) |
| 二木島駅 | - | - | - |
| 新鹿駅 | - | - | 5.4万/坪 (175坪) |
| 大泊駅 | - | - | - |
| 熊野市駅 | - | 0.24万/坪 (127坪) | 7.0万/坪 (51.4坪) |
| 有井駅 | - | 0.7万/坪 (104坪) | 6.9万/坪 (105坪) |
| 神志山駅 | - | 13.9万/坪 (60.5坪) | - |
| 紀伊市木駅 | - | - | - |
| 阿田和駅 | 1.4万/坪 (84.7坪) | 7.1万/坪 (39.3坪) | 5.4万/坪 (68.8坪) |
| 紀伊井田駅 | - | - | - |
| 鵜殿駅 | - | - | 13.1万/坪 (60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
船津駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +66788.5 ％)
船津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +66788.5％( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 118.0 坪から -41.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 2.0 分、-93.3 ％と大きく減少)
紀伊長島駅 1.5 万/坪(昨年同期比 +422.0 ％)
紀伊長島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +422.0％( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 139.2 坪から +15.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 18.0 分、-70.0 ％と大きく減少)
阿田和駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -80.1 ％)
阿田和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -80.1％( -5.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 39.3 坪から +115.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 120.0 分、+823.1 ％と大きく増加)
亀山駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -75.9 ％)
亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -75.9％( -4.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -53.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 175.7 坪 (昨年 144.7 坪から +21.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 37.9 分 → 2024年 60.0 分、+58.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示