【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR紀勢本線 (亀山駅～鵜殿駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -8.1％( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 99 件(１年前(2021年)に比べて -12.4％( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 144.4 坪 (昨年 128.7 坪から +12.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。阿田和駅、鵜殿駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鵜殿駅で昨年に比べ +64.1 ％、坪単価は 13.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(鵜殿駅、阿田和駅)は +52.4 ％(坪単価 +3.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(一身田駅、三瀬谷駅)は -90.8 ％(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 ％ → 2022年 6.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +6.4％( +0.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一身田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -99.4％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR紀勢本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀山駅 | 5.6万/坪 (172坪) | 6.1万/坪 (233坪) | 4.0万/坪 (156坪) |
| 下庄駅 | 0.8万/坪 (234坪) | - | 0.4万/坪 (159坪) |
| 一身田駅 | 0.08万/坪 (201坪) | 13.0万/坪 (129坪) | 5.3万/坪 (148坪) |
| 津駅 | 14.8万/坪 (114坪) | 14.0万/坪 (61.8坪) | 26.3万/坪 (80.4坪) |
| 阿漕駅 | 8.6万/坪 (126坪) | 8.6万/坪 (82.0坪) | 6.9万/坪 (129坪) |
| 高茶屋駅 | 3.1万/坪 (106坪) | 8.6万/坪 (137坪) | 11.5万/坪 (121坪) |
| 六軒駅 | 4.1万/坪 (154坪) | - | 7.6万/坪 (191坪) |
| 松阪駅 | 9.0万/坪 (96.3坪) | 11.3万/坪 (84.5坪) | 10.0万/坪 (125坪) |
| 徳和駅 | 7.0万/坪 (190坪) | 6.2万/坪 (212坪) | 6.5万/坪 (184坪) |
| 多気駅 | - | - | - |
| 相可駅 | 3.5万/坪 (241坪) | - | 6.5万/坪 (180坪) |
| 佐奈駅 | - | - | 1.1万/坪 (342坪) |
| 栃原駅 | 0.23万/坪 (335坪) | - | - |
| 川添駅 | - | 0.3万/坪 (133坪) | - |
| 三瀬谷駅 | 0.4万/坪 (63.5坪) | 2.3万/坪 (90.8坪) | 1.0万/坪 (27.2坪) |
| 滝原駅 | 1.7万/坪 (121坪) | - | - |
| 阿曽駅 | - | 1.1万/坪 (66.6坪) | - |
| 伊勢柏崎駅 | - | 0.8万/坪 (109坪) | 0.5万/坪 (454坪) |
| 大内山駅 | 0.17万/坪 (191坪) | - | 0.5万/坪 (424坪) |
| 梅ケ谷駅 | - | - | - |
| 紀伊長島駅 | - | 1.0万/坪 (84.7坪) | 0.6万/坪 (146坪) |
| 三野瀬駅 | - | - | 2.9万/坪 (81.7坪) |
| 船津駅 | - | 0.14万/坪 (246坪) | - |
| 相賀駅 | 0.9万/坪 (75.6坪) | 2.2万/坪 (119坪) | 3.9万/坪 (139坪) |
| 尾鷲駅 | - | 9.6万/坪 (125坪) | 12.9万/坪 (52.9坪) |
| 大曽根浦駅 | - | - | - |
| 九鬼駅 | - | - | - |
| 三木里駅 | - | - | - |
| 賀田駅 | 2.6万/坪 (145坪) | - | - |
| 二木島駅 | - | - | - |
| 新鹿駅 | 5.4万/坪 (175坪) | - | - |
| 大泊駅 | - | - | - |
| 熊野市駅 | 7.0万/坪 (51.4坪) | - | 14.0万/坪 (49.9坪) |
| 有井駅 | 6.9万/坪 (105坪) | 5.9万/坪 (74.1坪) | 5.9万/坪 (150坪) |
| 神志山駅 | - | 3.3万/坪 (68.1坪) | - |
| 紀伊市木駅 | - | 0.4万/坪 (75.6坪) | 2.6万/坪 (69.1坪) |
| 阿田和駅 | 5.4万/坪 (68.8坪) | 3.9万/坪 (212坪) | 2.3万/坪 (266坪) |
| 紀伊井田駅 | - | 10.1万/坪 (54.5坪) | 6.9万/坪 (133坪) |
| 鵜殿駅 | 13.1万/坪 (60.5坪) | 8.0万/坪 (56.7坪) | 7.0万/坪 (142坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鵜殿駅 13.1 万/坪(昨年同期比 +64.1 ％)
鵜殿駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +64.1％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 56.7 坪から +6.7 ％増)。
阿田和駅 5.4 万/坪(昨年同期比 +40.7 ％)
阿田和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +40.7％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 211.8 坪から -67.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.0 分 → 2022年 2.5 分、-90.7 ％と大きく減少)
一身田駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -99.4 ％)
一身田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -99.4％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 201.2 坪 (昨年 129.3 坪から +55.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 42.0 分 → 2022年 49.7 分、+18.3 ％と増加)
三瀬谷駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -82.3 ％)
三瀬谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.12万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -82.3％( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 90.8 坪から -30.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.0 分 → 2022年 20.0 分、+11.1 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示