【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅~伊勢中川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.8万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +14.7%( +2.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 44 件(1年前(2023年)に比べて -70.7%( -106件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.7 坪 (昨年 121.1 坪から -19.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。近鉄長島駅、益生駅、霞ケ浦駅、伊勢若松駅、磯山駅、久居駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊勢朝日駅で昨年に比べ +313.1 %、坪単価は 24.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(伊勢朝日駅、川原町駅)は +245.1 %(坪単価 +17.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(桃園駅、津新町駅)は -77.7 %(坪単価 -3.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 22.9 分 → 2024年 20.3 分、-11.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.3 % → 2024年 15.9 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄富田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +5.2%( +1.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桃園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.01万円/坪(0.00万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -99.2%( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄名古屋線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
近鉄長島駅 | 7.1万/坪 (118坪) | 5.0万/坪 (178坪) | 3.9万/坪 (306坪) |
桑名駅 | 26.4万/坪 (54.7坪) | 29.0万/坪 (75.0坪) | 32.3万/坪 (88.4坪) |
益生駅 | 19.8万/坪 (16.6坪) | 13.9万/坪 (69.1坪) | 12.4万/坪 (170坪) |
伊勢朝日駅 | 24.9万/坪 (221坪) | 6.0万/坪 (175坪) | 12.6万/坪 (123坪) |
川越富洲原駅 | 8.1万/坪 (248坪) | 9.2万/坪 (86.6坪) | 12.6万/坪 (137坪) |
近鉄富田駅 | 31.4万/坪 (60.5坪) | 29.9万/坪 (46.9坪) | 15.9万/坪 (132坪) |
霞ケ浦駅 | 15.9万/坪 (245坪) | 9.9万/坪 (207坪) | 17.2万/坪 (81.7坪) |
阿倉川駅 | 15.0万/坪 (127坪) | 14.2万/坪 (83.2坪) | 5.6万/坪 (211坪) |
川原町駅 | 23.9万/坪 (19.7坪) | 8.6万/坪 (157坪) | 10.8万/坪 (58.7坪) |
近鉄四日市駅 | - | 65.2万/坪 (62.8坪) | 69.0万/坪 (74.1坪) |
新正駅 | - | - | 20.1万/坪 (149坪) |
海山道駅 | - | - | - |
塩浜駅 | - | 15.3万/坪 (53.7坪) | 11.4万/坪 (72.6坪) |
北楠駅 | - | - | 3.4万/坪 (198坪) |
楠駅 | - | 2.6万/坪 (22.7坪) | 2.3万/坪 (209坪) |
長太ノ浦駅 | - | 8.4万/坪 (66.6坪) | 5.9万/坪 (115坪) |
箕田駅 | - | 11.0万/坪 (63.5坪) | - |
伊勢若松駅 | 3.4万/坪 (56.7坪) | 2.8万/坪 (545坪) | - |
千代崎駅 | - | - | 12.2万/坪 (144坪) |
白子駅 | 13.6万/坪 (130坪) | 16.1万/坪 (118坪) | 14.9万/坪 (111坪) |
鼓ケ浦駅 | 5.8万/坪 (60.5坪) | - | 6.0万/坪 (174坪) |
磯山駅 | 6.4万/坪 (52.9坪) | 4.1万/坪 (74.1坪) | 5.1万/坪 (115坪) |
千里駅 | - | 9.0万/坪 (231坪) | 7.2万/坪 (72.6坪) |
豊津上野駅 | - | - | - |
白塚駅 | - | 13.2万/坪 (57.5坪) | 0.3万/坪 (78.7坪) |
高田本山駅 | 4.7万/坪 (363坪) | - | - |
江戸橋駅 | 17.3万/坪 (63.5坪) | 16.8万/坪 (42.4坪) | 8.4万/坪 (37.8坪) |
津駅 | 28.9万/坪 (68.6坪) | 24.9万/坪 (102坪) | 35.1万/坪 (88.2坪) |
津新町駅 | 5.2万/坪 (74.1坪) | 11.9万/坪 (139坪) | 13.9万/坪 (113坪) |
南が丘駅 | - | 23.6万/坪 (81.2坪) | 0.07万/坪 (142坪) |
久居駅 | 23.2万/坪 (163坪) | 16.1万/坪 (150坪) | 19.2万/坪 (102坪) |
桃園駅 | 0.01万/坪 (163坪) | 0.8万/坪 (79.4坪) | 12.1万/坪 (140坪) |
伊勢中川駅 | - | 10.1万/坪 (126坪) | 6.0万/坪 (174坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊勢朝日駅 24.9 万/坪(昨年同期比 +313.1 %)
伊勢朝日駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +313.1%( +18.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 220.8 坪 (昨年 174.8 坪から +26.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.4 分 → 2024年 13.0 分、-46.7 %と大きく減少)
川原町駅 23.9 万/坪(昨年同期比 +177.1 %)
川原町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +177.1%( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 157.3 坪から -87.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.2 分 → 2024年 9.0 分、-65.7 %と大きく減少)
桃園駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.2 %)
桃園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.01万円/坪(0.00万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -99.2%( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 79.4 坪から +105.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 12.0 分、+26.3 %と大きく増加)
津新町駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -56.2 %)
津新町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -56.2%( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 139.3 坪から -46.8 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示