【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅～伊勢中川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +36.0％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 125 件(１年前(2021年)に比べて -12.0％( -17件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 104.8 坪 (昨年 114.3 坪から -8.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 16 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。桑名駅、益生駅、伊勢朝日駅、川越富洲原駅、近鉄富田駅、霞ケ浦駅、千代崎駅、白子駅、江戸橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北楠駅で昨年に比べ +117.4 ％、坪単価は 8.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(北楠駅、千里駅)は +116.1 ％(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(白塚駅、豊津上野駅)は -80.0 ％(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.0 ％ → 2022年 4.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄四日市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.3万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +15.0％( +5.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊津上野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.9％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄長島駅 | 7.2万/坪 (224坪) | 7.9万/坪 (113坪) | 8.4万/坪 (76.0坪) |
| 桑名駅 | 28.9万/坪 (64.1坪) | 17.9万/坪 (62.9坪) | 31.9万/坪 (66.7坪) |
| 益生駅 | 19.1万/坪 (159坪) | 11.8万/坪 (153坪) | 12.7万/坪 (206坪) |
| 伊勢朝日駅 | 11.0万/坪 (189坪) | 7.8万/坪 (146坪) | 10.4万/坪 (178坪) |
| 川越富洲原駅 | 13.1万/坪 (103坪) | 7.7万/坪 (142坪) | 20.9万/坪 (57.5坪) |
| 近鉄富田駅 | 9.4万/坪 (40.8坪) | 7.2万/坪 (182坪) | 15.2万/坪 (46.0坪) |
| 霞ケ浦駅 | 17.3万/坪 (200坪) | 12.2万/坪 (130坪) | 19.0万/坪 (103坪) |
| 阿倉川駅 | 12.0万/坪 (108坪) | 10.1万/坪 (189坪) | 20.1万/坪 (103坪) |
| 川原町駅 | 11.3万/坪 (55.0坪) | 21.0万/坪 (74.4坪) | 9.9万/坪 (52.2坪) |
| 近鉄四日市駅 | 39.3万/坪 (30.3坪) | 34.2万/坪 (73.1坪) | 35.7万/坪 (103坪) |
| 新正駅 | - | - | 15.2万/坪 (36.7坪) |
| 海山道駅 | - | - | 6.3万/坪 (303坪) |
| 塩浜駅 | 12.7万/坪 (78.7坪) | 13.2万/坪 (111坪) | 7.5万/坪 (120坪) |
| 北楠駅 | 8.4万/坪 (118坪) | 3.9万/坪 (180坪) | 8.3万/坪 (92.6坪) |
| 楠駅 | 6.4万/坪 (46.9坪) | - | 7.7万/坪 (157坪) |
| 長太ノ浦駅 | 5.9万/坪 (57.5坪) | - | - |
| 箕田駅 | - | - | 9.2万/坪 (62.8坪) |
| 伊勢若松駅 | 1.1万/坪 (175坪) | - | 2.3万/坪 (87.7坪) |
| 千代崎駅 | 17.3万/坪 (75.6坪) | 10.7万/坪 (37.8坪) | 12.2万/坪 (126坪) |
| 白子駅 | 19.2万/坪 (94.6坪) | 13.5万/坪 (74.1坪) | 15.7万/坪 (99.9坪) |
| 鼓ケ浦駅 | - | 3.3万/坪 (28.0坪) | - |
| 磯山駅 | - | 2.9万/坪 (303坪) | - |
| 千里駅 | 11.2万/坪 (112坪) | 5.2万/坪 (107坪) | 0.5万/坪 (30.3坪) |
| 豊津上野駅 | 1.1万/坪 (90.8坪) | 3.9万/坪 (163坪) | - |
| 白塚駅 | 1.7万/坪 (60.5坪) | 13.9万/坪 (60.5坪) | 2.5万/坪 (115坪) |
| 高田本山駅 | - | - | - |
| 江戸橋駅 | 19.7万/坪 (163坪) | 12.3万/坪 (60.5坪) | - |
| 津駅 | 11.5万/坪 (126坪) | 16.2万/坪 (68.7坪) | 14.9万/坪 (71.4坪) |
| 津新町駅 | 13.6万/坪 (101坪) | 13.3万/坪 (105坪) | 12.7万/坪 (126坪) |
| 南が丘駅 | - | 1.1万/坪 (90.8坪) | 1.1万/坪 (213坪) |
| 久居駅 | 13.8万/坪 (134坪) | 11.7万/坪 (134坪) | 5.8万/坪 (127坪) |
| 桃園駅 | - | 6.1万/坪 (106坪) | - |
| 伊勢中川駅 | 18.0万/坪 (61.6坪) | 15.4万/坪 (96.8坪) | 19.7万/坪 (76.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北楠駅 8.4 万/坪(昨年同期比 +117.4 ％)
北楠駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +117.4％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 180.0 坪から -34.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.8 分 → 2022年 24.5 分、+65.5 ％と大きく増加)
千里駅 11.2 万/坪(昨年同期比 +114.9 ％)
千里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +114.9％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 107.0 坪から +4.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.3 分 → 2022年 23.0 分、+103.8 ％と大きく増加)
白塚駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -88.1 ％)
白塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -88.1％( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 60.5 坪から +0.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 20.0 分、+233.3 ％と大きく増加)
豊津上野駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -71.9 ％)
豊津上野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.9％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 162.7 坪から -44.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 12.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示