【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅~伊勢中川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +14.8%( +2.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 158 件(1年前(2021年)に比べて -19.0%( -37件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 130.6 坪 (昨年 132.6 坪から -1.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。ほとんどの駅において下落した。桑名駅、近鉄四日市駅、白子駅、磯山駅、津新町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは久居駅で昨年に比べ +116.5 %、坪単価は 19.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(久居駅、近鉄四日市駅)は +97.4 %(坪単価 +20.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南が丘駅、白塚駅)は -97.4 %(坪単価 -8.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 24.3 分 → 2022年 20.9 分、-14.0 %と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 4.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄四日市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +78.3%( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.07万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -99.3%( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
近鉄名古屋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
近鉄長島駅 | 3.9万/坪 (306坪) | 8.8万/坪 (63.5坪) | 1.5万/坪 (75.6坪) |
桑名駅 | 32.3万/坪 (88.4坪) | 25.5万/坪 (88.3坪) | 25.3万/坪 (75.9坪) |
益生駅 | 12.4万/坪 (170坪) | 10.9万/坪 (208坪) | 10.6万/坪 (69.2坪) |
伊勢朝日駅 | 12.6万/坪 (123坪) | 12.1万/坪 (168坪) | 13.1万/坪 (99.8坪) |
川越富洲原駅 | 12.6万/坪 (137坪) | 16.7万/坪 (83.0坪) | 13.8万/坪 (116坪) |
近鉄富田駅 | 15.9万/坪 (132坪) | 18.2万/坪 (75.6坪) | 17.8万/坪 (110坪) |
霞ケ浦駅 | 17.2万/坪 (81.7坪) | 20.4万/坪 (84.7坪) | 21.6万/坪 (72.6坪) |
阿倉川駅 | 5.6万/坪 (211坪) | 18.1万/坪 (74.4坪) | 16.2万/坪 (152坪) |
川原町駅 | 10.8万/坪 (58.7坪) | 11.5万/坪 (70.1坪) | 8.4万/坪 (182坪) |
近鉄四日市駅 | 69.0万/坪 (74.1坪) | 38.7万/坪 (75.1坪) | 18.9万/坪 (156坪) |
新正駅 | 20.1万/坪 (149坪) | 20.7万/坪 (72.6坪) | 22.8万/坪 (127坪) |
海山道駅 | - | 10.9万/坪 (68.8坪) | - |
塩浜駅 | 11.4万/坪 (72.6坪) | - | - |
北楠駅 | 3.4万/坪 (198坪) | 7.8万/坪 (201坪) | 4.4万/坪 (454坪) |
楠駅 | 2.3万/坪 (209坪) | 8.6万/坪 (81.7坪) | 1.8万/坪 (93.8坪) |
長太ノ浦駅 | 5.9万/坪 (115坪) | 7.1万/坪 (62.0坪) | - |
箕田駅 | - | 7.8万/坪 (160坪) | - |
伊勢若松駅 | - | 15.9万/坪 (81.7坪) | 3.1万/坪 (293坪) |
千代崎駅 | 12.2万/坪 (144坪) | 10.5万/坪 (158坪) | 4.3万/坪 (254坪) |
白子駅 | 14.9万/坪 (111坪) | 10.9万/坪 (151坪) | 13.1万/坪 (91.6坪) |
鼓ケ浦駅 | 6.0万/坪 (174坪) | - | 5.5万/坪 (45.4坪) |
磯山駅 | 5.1万/坪 (115坪) | 4.0万/坪 (168坪) | 0.4万/坪 (299坪) |
千里駅 | 7.2万/坪 (72.6坪) | - | - |
豊津上野駅 | - | 3.0万/坪 (169坪) | - |
白塚駅 | 0.3万/坪 (78.7坪) | 6.9万/坪 (96.8坪) | 3.5万/坪 (124坪) |
高田本山駅 | - | 0.14万/坪 (363坪) | 6.9万/坪 (134坪) |
江戸橋駅 | 8.4万/坪 (37.8坪) | 9.0万/坪 (575坪) | 1.5万/坪 (89.2坪) |
津駅 | 35.1万/坪 (88.2坪) | 32.9万/坪 (125坪) | 13.5万/坪 (159坪) |
津新町駅 | 13.9万/坪 (113坪) | 11.4万/坪 (104坪) | 13.7万/坪 (70.0坪) |
南が丘駅 | 0.07万/坪 (142坪) | 10.5万/坪 (123坪) | 5.0万/坪 (93.8坪) |
久居駅 | 19.2万/坪 (102坪) | 8.9万/坪 (178坪) | 16.6万/坪 (93.8坪) |
桃園駅 | 12.1万/坪 (140坪) | 18.2万/坪 (54.5坪) | - |
伊勢中川駅 | 6.0万/坪 (174坪) | 13.8万/坪 (60.1坪) | 12.1万/坪 (117坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
久居駅 19.2 万/坪(昨年同期比 +116.5 %)
久居駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +116.5%( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -69.2%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 177.9 坪から -42.8 %減)。
近鉄四日市駅 69.0 万/坪(昨年同期比 +78.3 %)
近鉄四日市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +78.3%( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 75.1 坪から -1.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 10.0 分、-23.1 %と大きく減少)
南が丘駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -99.3 %)
南が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.07万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -99.3%( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 122.8 坪から +15.8 %増)。
白塚駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -95.6 %)
白塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -95.6%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 96.8 坪から -18.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.7 分 → 2022年 23.0 分、+245.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示