【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅~八瀬比叡山口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -23.8%( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて -12.9%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 34.7年から -23.0 %減)。平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 38.9 坪から +21.0 %増)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 30.3 坪から +57.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。元田中駅、茶山・京都芸術大学駅、一乗寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宝ケ池駅で昨年に比べ +188.0 %、坪単価は 150 万円/坪となった。
上位 2 駅(宝ケ池駅、元田中駅)は +128.7 %(坪単価 +91.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(出町柳駅、修学院駅)は -31.2 %(坪単価 -40.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 34.7 年 → 2021年 26.8 年、-23.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 % → 2021年 31.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 52.4 % → 2021年 36.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.3 分 → 2021年 15.0 分、+21.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.7 % → 2021年 3.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.1 % → 2021年 14.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった元田中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +69.4%( +84.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった修学院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.3万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.5%( -22.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
叡山電鉄本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出町柳駅 | 104万/坪 (30.0年/32.4坪) | 163万/坪 (34.5年/39.9坪) | 113万/坪 (35.8年/109坪) |
元田中駅 | 207万/坪 (11.0年/57.5坪) | 122万/坪 (71.0年/35.8坪) | 104万/坪 (36.4年/82.3坪) |
茶山・京都芸術大学駅 | 173万/坪 (0年/27.2坪) | 108万/坪 (42.0年/33.3坪) | 87.2万/坪 (32.0年/29.5坪) |
一乗寺駅 | 160万/坪 (0.3年/32.1坪) | 95.7万/坪 (32.6年/28.4坪) | 135万/坪 (23.0年/32.5坪) |
修学院駅 | 62.3万/坪 (39.4年/36.9坪) | 84.8万/坪 (19.0年/90.0坪) | 170万/坪 (13.3年/142坪) |
宝ケ池駅 | 150万/坪 (1.0年/40.8坪) | 51.9万/坪 (24.0年/19.7坪) | - |
三宅八幡駅 | 76.0万/坪 (39.0年/63.0坪) | - | 91.6万/坪 (43.0年/66.6坪) |
八瀬比叡山口駅 | 39.6万/坪 (41.0年/153坪) | - | 12.9万/坪 (0年/66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宝ケ池駅 149.6 万/坪(昨年同期比 +188.0 %)
宝ケ池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +188.0%( +97.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.0年(昨年 24.0年から -95.8 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 19.7 坪から +107.7 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.2 坪から +35.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.0 年 → 2021年 1.0 年、-95.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 4.0 分、+100.0 %と大きく増加)
元田中駅 206.6 万/坪(昨年同期比 +69.4 %)
元田中駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +69.4%( +84.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 71.0年から -84.5 %減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 35.8 坪から +60.6 %増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 22.7 坪から +220.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 71.0 年 → 2021年 11.0 年、-84.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 100.0 %)
出町柳駅 104.3 万/坪(昨年同期比 -35.8 %)
出町柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -35.8%( -58.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -56.2%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 34.5年から -13.0 %減)。平均土地面積は 32.4 坪 (昨年 39.9 坪から -18.8 %減)。平均建物面積は 59.7 坪 (昨年 29.9 坪から +99.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 34.5 年 → 2021年 30.0 年、-13.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
修学院駅 62.3 万/坪(昨年同期比 -26.5 %)
修学院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.3万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.5%( -22.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.4年(昨年 19.0年から +107.0 %増)。平均土地面積は 36.9 坪 (昨年 90.0 坪から -59.0 %減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 35.5 坪から +33.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.5 分 → 2021年 7.6 分、-39.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.0 年 → 2021年 39.4 年、+107.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示