【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の東海道新幹線 (熱海駅～浜松駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.7％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 230 件(１年前(2023年)に比べて -43.9％( -180件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 25.3年から +2.0 ％増)。平均専有面積は 69.5 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +3.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三島駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三島駅で昨年に比べ +15.7 ％、単価は 35.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(三島駅)は +15.7 ％(単価 +4.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(熱海駅)は -36.4 ％(単価 -16.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 ％ → 2024年 7.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 52.0 ％ → 2024年 49.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.7 ％ → 2024年 16.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 3.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +15.7％( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -46.3％( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +1.2％( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 107 件(１年前(2023年)に比べて -48.6％( -101件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東海道新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 29.3万/㎡ (36.7年/71.7㎡) | 46.1万/㎡ (31.1年/67.1㎡) | 49.5万/㎡ (28.7年/74.9㎡) |
| 三島駅 | 35.6万/㎡ (18.3年/81.1㎡) | 30.8万/㎡ (20.4年/75.9㎡) | 30.1万/㎡ (21.3年/74.1㎡) |
| 新富士駅 | - | - | - |
| 静岡駅 | 34.6万/㎡ (24.9年/66.7㎡) | 34.6万/㎡ (25.7年/65.8㎡) | 30.9万/㎡ (24.2年/68.8㎡) |
| 掛川駅 | 32.3万/㎡ (16.5年/61.0㎡) | 41.1万/㎡ (8.1年/73.8㎡) | 19.2万/㎡ (23.5年/58.3㎡) |
| 浜松駅 | 25.3万/㎡ (26.0年/68.9㎡) | 25.0万/㎡ (25.5年/66.7㎡) | 22.6万/㎡ (26.2年/67.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三島駅 35.6 万/㎡(昨年同期比 +15.7 ％)
三島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +15.7％( +4.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて -46.3％( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 20.4年から -10.2 ％減)。平均専有面積は 81.1 ㎡ (昨年 75.9 ㎡から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 20.4 年 → 2024年 18.3 年、-10.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.4 分 → 2024年 21.0 分、-10.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 58.5 ％ → 2024年 38.1 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 ％ → 2024年 4.8 ％)
熱海駅 29.3 万/㎡(昨年同期比 -36.4 ％)
熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -36.4％( -16.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -30.3％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 31.1年から +18.3 ％増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 67.1 ㎡から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 ％ → 2024年 18.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 31.1 年 → 2024年 36.7 年、+18.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 ％ → 2024年 39.1 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 ％ → 2024年 6.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示