【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の東海道新幹線 (熱海駅～浜松駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +15.9％( +4.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 98 件(１年前(2021年)に比べて -25.8％( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 24.4年から -1.3 ％減)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 69.4 ㎡から +2.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熱海駅、三島駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱海駅で昨年に比べ +16.3 ％、単価は 61.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熱海駅)は +16.3 ％(単価 +8.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(静岡駅)は -0.3 ％(単価 -0.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 29.6 分 → 2022年 19.8 分、-33.1 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 ％ → 2022年 6.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 ％ → 2022年 3.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 43.2 ％ → 2022年 51.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 ％ → 2022年 3.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +16.3％( +8.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +9.2％( +2.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 46 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東海道新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 61.5万/㎡ (21.4年/85.9㎡) | 52.9万/㎡ (27.8年/77.5㎡) | - |
| 三島駅 | 30.7万/㎡ (21.1年/76.8㎡) | 26.5万/㎡ (21.1年/68.9㎡) | 27.5万/㎡ (20.9年/66.2㎡) |
| 新富士駅 | - | 24.3万/㎡ (0年/70.0㎡) | - |
| 静岡駅 | 34.1万/㎡ (23.0年/63.8㎡) | 34.2万/㎡ (22.7年/69.0㎡) | 26.0万/㎡ (24.6年/59.9㎡) |
| 掛川駅 | - | 17.4万/㎡ (23.1年/70.0㎡) | 31.2万/㎡ (16.8年/80.0㎡) |
| 浜松駅 | 23.6万/㎡ (26.1年/70.5㎡) | 21.6万/㎡ (25.4年/69.0㎡) | 22.0万/㎡ (23.4年/67.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熱海駅 61.5 万/㎡(昨年同期比 +16.3 ％)
熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +16.3％( +8.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 27.8年から -22.9 ％減)。平均専有面積は 85.9 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +10.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 27.8 年 → 2022年 21.4 年、-22.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.2 分 → 2022年 7.1 分、-69.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 42.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 54.5 ％)
静岡駅 34.1 万/㎡(昨年同期比 -0.3 ％)
静岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -0.3％( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて -31.8％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 22.7年から +1.0 ％増)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から -7.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.1 分 → 2022年 15.5 分、-26.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.2 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.4 ％ → 2022年 3.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示