【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR上越線 (高崎駅~上牧駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.9%( +3.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2023年)に比べて -53.6%( -52件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 24.7年から -7.5 %減)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 64.7 ㎡から +1.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎問屋町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高崎問屋町駅で昨年に比べ +47.1 %、単価は 22.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高崎問屋町駅)は +47.1 %(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上牧駅)は -33.3 %(単価 -0.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 % → 2024年 8.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.5 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 11.1 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 % → 2024年 2.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +14.6%( +5.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2023年)に比べて -54.8%( -40件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は1.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -33.3%( -0.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR上越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高崎駅 | 41.0万/㎡ (19.3年/69.5㎡) | 35.8万/㎡ (21.3年/69.7㎡) | 33.1万/㎡ (21.3年/63.9㎡) |
高崎問屋町駅 | 22.1万/㎡ (27.5年/73.8㎡) | 15.0万/㎡ (36.1年/63.1㎡) | 18.8万/㎡ (30.6年/60.6㎡) |
井野駅 | 11.0万/㎡ (33.3年/50.0㎡) | 11.9万/㎡ (32.2年/53.8㎡) | 8.2万/㎡ (31.3年/47.5㎡) |
新前橋駅 | 12.4万/㎡ (36.4年/36.7㎡) | 12.4万/㎡ (34.5年/39.1㎡) | 14.9万/㎡ (28.5年/49.6㎡) |
群馬総社駅 | - | - | 16.7万/㎡ (32.0年/55.0㎡) |
上牧駅 | 1.7万/㎡ (29.3年/90.0㎡) | 2.5万/㎡ (38.8年/40.0㎡) | 4.7万/㎡ (31.0年/55.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高崎問屋町駅 22.1 万/㎡(昨年同期比 +47.1 %)
高崎問屋町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +47.1%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 36.1年から -23.8 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から +16.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.1 年 → 2024年 27.5 年、-23.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.6 分 → 2024年 15.5 分、+134.0 %と大きく増加)
上牧駅 1.7 万/㎡(昨年同期比 -33.3 %)
上牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は1.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -33.3%( -0.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.3年(昨年 38.8年から -24.5 %減)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +125.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 38.8 年 → 2024年 29.3 年、-24.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 8.0 分、+33.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示