【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期のJR上越線 (高崎駅～上牧駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +12.6％( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 97 件(１年前(2022年)に比べて -14.2％( -16件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 24.1年から +2.6 ％増)。平均専有面積は 64.7 ㎡ (昨年 59.7 ㎡から +8.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。井野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは井野駅で昨年に比べ +44.3 ％、単価は 11.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(井野駅)は +44.3 ％(単価 +3.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上牧駅)は -47.1 ％(単価 -2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.9 ％ → 2023年 4.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.6 ％ → 2023年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.7 ％ → 2023年 7.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +8.2％( +2.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 73 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は2.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -47.1％( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR上越線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高崎駅 | 35.8万/㎡ (21.3年/69.7㎡) | 33.1万/㎡ (21.3年/63.9㎡) | 34.6万/㎡ (19.4年/67.7㎡) |
| 高崎問屋町駅 | 15.0万/㎡ (36.1年/63.1㎡) | 18.8万/㎡ (30.6年/60.6㎡) | 19.7万/㎡ (28.0年/65.6㎡) |
| 井野駅 | 11.9万/㎡ (32.2年/53.8㎡) | 8.2万/㎡ (31.3年/47.5㎡) | 8.8万/㎡ (30.3年/50.0㎡) |
| 新前橋駅 | 12.4万/㎡ (34.5年/39.1㎡) | 14.9万/㎡ (28.5年/49.6㎡) | 13.5万/㎡ (28.2年/44.1㎡) |
| 群馬総社駅 | - | 16.7万/㎡ (32.0年/55.0㎡) | - |
| 上牧駅 | 2.5万/㎡ (38.8年/40.0㎡) | 4.7万/㎡ (31.0年/55.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
井野駅 11.9 万/㎡(昨年同期比 +44.3 ％)
井野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +44.3％( +3.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 31.3年から +3.0 ％増)。平均専有面積は 53.8 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から +13.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
上牧駅 2.5 万/㎡(昨年同期比 -47.1 ％)
上牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は2.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -47.1％( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.8年(昨年 31.0年から +25.0 ％増)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から -27.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 31.0 年 → 2023年 38.8 年、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 6.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示