【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年4月〜6月期のJR相模線 (茅ケ崎駅～橋本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -17.1％( -6.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 53 件(１年前(2018年)に比べて -19.7％( -13件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 22.8年から +4.0 ％増)。平均専有面積は 62.6 ㎡ (昨年 59.2 ㎡から +5.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。全ての駅において下落した。海老名駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは厚木駅で昨年に比べ -53.9 ％、単価は 10.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(海老名駅、橋本駅)は -8.4 ％(単価 -3.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(厚木駅、香川駅)は -43.3 ％(単価 -11.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 ％ → 2019年 3.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 ％ → 2019年 1.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.6 分 → 2019年 15.6 分、+47.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.7 ％ → 2019年 11.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.8 ％ → 2019年 9.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった海老名駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -5.8％( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -30.8％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった厚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -53.9％( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -85.7％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR相模線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茅ケ崎駅 | 36.9万/㎡ (22.6年/67.1㎡) | 50.5万/㎡ (18.4年/67.4㎡) | 33.1万/㎡ (20.1年/66.1㎡) |
| 北茅ケ崎駅 | - | - | - |
| 香川駅 | 23.3万/㎡ (19.3年/60.0㎡) | 34.7万/㎡ (13.3年/67.5㎡) | 25.3万/㎡ (28.3年/75.0㎡) |
| 寒川駅 | 11.9万/㎡ (31.8年/67.5㎡) | 17.3万/㎡ (33.3年/75.0㎡) | 8.2万/㎡ (35.3年/67.5㎡) |
| 宮山駅 | - | - | - |
| 門沢橋駅 | - | 17.2万/㎡ (28.8年/27.5㎡) | - |
| 社家駅 | - | - | - |
| 厚木駅 | 10.5万/㎡ (40.3年/65.0㎡) | 22.7万/㎡ (31.6年/55.0㎡) | 27.6万/㎡ (27.1年/62.5㎡) |
| 海老名駅 | 37.2万/㎡ (19.0年/67.2㎡) | 39.5万/㎡ (23.1年/67.3㎡) | 26.6万/㎡ (26.0年/65.9㎡) |
| 入谷駅 | - | - | - |
| 相武台下駅 | - | - | 24.5万/㎡ (15.8年/55.0㎡) |
| 原当麻駅 | - | - | - |
| 番田駅 | 21.4万/㎡ (10.3年/70.0㎡) | 25.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) | - |
| 上溝駅 | 15.3万/㎡ (27.3年/60.0㎡) | 19.8万/㎡ (24.6年/58.3㎡) | 15.3万/㎡ (21.3年/60.0㎡) |
| 南橋本駅 | 17.1万/㎡ (27.9年/59.2㎡) | 20.5万/㎡ (20.8年/40.0㎡) | 30.7万/㎡ (17.0年/73.8㎡) |
| 橋本駅 | 29.6万/㎡ (25.6年/53.5㎡) | 33.3万/㎡ (23.0年/44.6㎡) | 51.4万/㎡ (17.4年/60.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
海老名駅 37.2 万/㎡(昨年同期比 -5.8 ％)
海老名駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -5.8％( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて -30.8％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 23.1年から -17.6 ％減)。平均専有面積は 67.2 ㎡ (昨年 67.3 ㎡から -0.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 23.1 年 → 2019年 19.0 年、-17.6 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.5 分 → 2019年 16.0 分、+89.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 38.5 ％ → 2019年 55.6 ％)
橋本駅 29.6 万/㎡(昨年同期比 -10.9 ％)
橋本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -10.9％( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.6年(昨年 23.0年から +11.1 ％増)。平均専有面積は 53.5 ㎡ (昨年 44.6 ㎡から +19.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 ％ → 2019年 61.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 23.0 年 → 2019年 25.6 年、+11.1 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.3 分 → 2019年 16.6 分、+46.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 7.7 ％ → 2019年 7.7 ％)
厚木駅 10.5 万/㎡(昨年同期比 -53.9 ％)
厚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -53.9％( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -85.7％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 31.6年から +27.6 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +18.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 31.6 年 → 2019年 40.3 年、+27.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.4 分 → 2019年 8.0 分、+47.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 ％ → 2019年 100.0 ％)
香川駅 23.3 万/㎡(昨年同期比 -32.7 ％)
香川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -32.7％( -11.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 13.3年から +45.3 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -11.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 13.3 年 → 2019年 19.3 年、+45.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.5 分 → 2019年 15.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示