
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜3月期のJR相模線 (茅ケ崎駅~橋本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +27.7%( +8.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(1年前(2018年)に比べて -11.7%( -9件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 23.7年から -17.2 %減)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 61.2 ㎡から +1.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。茅ケ崎駅、門沢橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは門沢橋駅で昨年に比べ +35.8 %、単価は 28.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(門沢橋駅、茅ケ崎駅)は +34.1 %(単価 +9.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(上溝駅、南橋本駅)は -24.7 %(単価 -6.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 23.7 年 → 2019年 19.7 年、-17.2 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 9.9 % → 2019年 3.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 14.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.7 % → 2019年 51.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +32.4%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて +62.5%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上溝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -38.7%( -9.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR相模線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
茅ケ崎駅 | 45.0万/㎡ (14.9年/69.6㎡) | 34.0万/㎡ (21.4年/70.6㎡) | 40.0万/㎡ (15.2年/76.7㎡) |
北茅ケ崎駅 | - | - | - |
香川駅 | - | 17.3万/㎡ (29.0年/75.0㎡) | 20.0万/㎡ (28.0年/75.0㎡) |
寒川駅 | - | 11.9万/㎡ (32.7年/70.0㎡) | 3.8万/㎡ (29.0年/55.0㎡) |
宮山駅 | - | - | - |
門沢橋駅 | 28.8万/㎡ (11.0年/80.0㎡) | 21.2万/㎡ (9.0年/85.0㎡) | - |
社家駅 | - | - | - |
厚木駅 | 21.4万/㎡ (25.0年/67.5㎡) | 18.0万/㎡ (38.0年/63.1㎡) | 27.5万/㎡ (16.3年/60.0㎡) |
海老名駅 | 37.9万/㎡ (23.6年/68.3㎡) | 35.3万/㎡ (21.2年/64.4㎡) | 31.3万/㎡ (23.5年/56.7㎡) |
入谷駅 | - | - | - |
相武台下駅 | - | - | - |
原当麻駅 | - | - | - |
番田駅 | - | 14.2万/㎡ (27.0年/50.0㎡) | 26.9万/㎡ (11.3年/66.2㎡) |
上溝駅 | 15.3万/㎡ (27.3年/39.0㎡) | 25.0万/㎡ (28.0年/58.8㎡) | 14.7万/㎡ (29.0年/45.0㎡) |
南橋本駅 | 21.7万/㎡ (20.5年/51.7㎡) | 24.3万/㎡ (21.8年/50.0㎡) | 24.3万/㎡ (20.8年/63.8㎡) |
橋本駅 | 38.1万/㎡ (22.2年/56.4㎡) | 34.1万/㎡ (21.0年/52.2㎡) | 38.8万/㎡ (15.4年/62.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
門沢橋駅 28.8 万/㎡(昨年同期比 +35.8 %)
門沢橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +35.8%( +7.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.0年(昨年 9.0年から +22.2 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -5.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.0 分 → 2019年 7.0 分、-36.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 9.0 年 → 2019年 11.0 年、+22.2 %と大きく増加)
茅ケ崎駅 45.0 万/㎡(昨年同期比 +32.4 %)
茅ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +32.4%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて +62.5%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 21.4年から -30.4 %減)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から -1.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 21.4 年 → 2019年 14.9 年、-30.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 19.3 分 → 2019年 13.7 分、-29.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 43.8 % → 2019年 34.6 %)
上溝駅 15.3 万/㎡(昨年同期比 -38.7 %)
上溝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -38.7%( -9.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 28.0年から -2.7 %減)。平均専有面積は 39.0 ㎡ (昨年 58.8 ㎡から -33.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 22.5 分 → 2019年 13.6 分、-39.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
南橋本駅 21.7 万/㎡(昨年同期比 -10.8 %)
南橋本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -10.8%( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 21.8年から -5.7 %減)。平均専有面積は 51.7 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +3.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.3 分 → 2019年 11.3 分、+54.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示