【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR南武支線 (尻手駅～浜川崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.8％( +2.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2023年)に比べて -39.2％( -29件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 23.1年から -10.9 ％減)。平均専有面積は 60.1 ㎡ (昨年 53.7 ㎡から +11.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八丁畷駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八丁畷駅で昨年に比べ +13.0 ％、単価は 62.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(八丁畷駅)は +13.0 ％(単価 +7.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(尻手駅)は -4.1 ％(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 23.1 年 → 2024年 20.5 年、-10.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.4 ％ → 2024年 24.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 21.6 ％ → 2024年 13.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.9 ％ → 2024年 26.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八丁畷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +13.0％( +7.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -54.8％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜川崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +9.7％( +3.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR南武支線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尻手駅 | 60.4万/㎡ (19.5年/57.8㎡) | 62.9万/㎡ (16.2年/63.0㎡) | 62.6万/㎡ (14.9年/65.9㎡) |
| 八丁畷駅 | 62.5万/㎡ (24.9年/57.1㎡) | 55.3万/㎡ (32.9年/37.3㎡) | 60.0万/㎡ (21.1年/51.8㎡) |
| 川崎新町駅 | 66.2万/㎡ (6.0年/72.5㎡) | - | 50.0万/㎡ (17.5年/60.0㎡) |
| 小田栄駅 | 56.0万/㎡ (13.8年/78.8㎡) | 57.7万/㎡ (11.6年/72.1㎡) | 45.3万/㎡ (19.3年/81.7㎡) |
| 浜川崎駅 | 39.3万/㎡ (30.0年/57.5㎡) | 35.8万/㎡ (21.5年/75.0㎡) | 50.7万/㎡ (14.0年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八丁畷駅 62.5 万/㎡(昨年同期比 +13.0 ％)
八丁畷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +13.0％( +7.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -54.8％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 32.9年から -24.4 ％減)。平均専有面積は 57.1 ㎡ (昨年 37.3 ㎡から +53.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.9 年 → 2024年 24.9 年、-24.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.9 ％ → 2024年 21.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 4.7 分 → 2024年 5.6 分、+19.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.4 ％ → 2024年 28.6 ％)
尻手駅 60.4 万/㎡(昨年同期比 -4.1 ％)
尻手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -4.1％( -2.6万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -28.1％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 16.2年から +20.4 ％増)。平均専有面積は 57.8 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から -8.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.2 ％ → 2024年 26.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.2 年 → 2024年 19.5 年、+20.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.2 ％ → 2024年 21.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示