【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR南武支線 (尻手駅～浜川崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -2.2％( -1.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 48 件(１年前(2020年)に比べて +152.6％( +29件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 12.2年から +4.5 ％増)。平均専有面積は 52.8 ㎡ (昨年 51.6 ㎡から +2.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。八丁畷駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八丁畷駅で昨年に比べ +5.9 ％、単価は 83.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(八丁畷駅)は +5.9 ％(単価 +4.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(尻手駅)は -7.3 ％(単価 -4.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.0 分 → 2021年 9.3 分、+16.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 ％ → 2021年 16.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.6 ％ → 2021年 10.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八丁畷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +5.9％( +4.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2020年)に比べて +90.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尻手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -7.3％( -4.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR南武支線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尻手駅 | 54.0万/㎡ (14.0年/65.0㎡) | 58.2万/㎡ (15.6年/61.1㎡) | 64.0万/㎡ (18.1年/45.6㎡) |
| 八丁畷駅 | 83.2万/㎡ (12.2年/39.7㎡) | 78.5万/㎡ (9.1年/43.0㎡) | 67.3万/㎡ (16.0年/51.0㎡) |
| 川崎新町駅 | - | - | - |
| 小田栄駅 | 72.1万/㎡ (8.4年/44.0㎡) | - | - |
| 浜川崎駅 | - | - | 53.3万/㎡ (11.0年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八丁畷駅 83.2 万/㎡(昨年同期比 +5.9 ％)
八丁畷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +5.9％( +4.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2020年)に比べて +90.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.2年(昨年 9.1年から +34.2 ％増)。平均専有面積は 39.7 ㎡ (昨年 43.0 ㎡から -7.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.1 年 → 2021年 12.2 年、+34.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.2 分 → 2021年 7.1 分、+14.6 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 10.5 ％)
尻手駅 54.0 万/㎡(昨年同期比 -7.3 ％)
尻手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -7.3％( -4.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 15.6年から -10.0 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 61.1 ㎡から +6.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 15.6 年 → 2021年 14.0 年、-10.0 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 20.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示