【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅~新須屋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +37.1%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(1年前(2021年)に比べて -8.8%( -5件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 27.7年から -17.2 %減)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から +3.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上熊本駅、北熊本駅、八景水谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八景水谷駅で昨年に比べ +56.1 %、単価は 14.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(八景水谷駅、上熊本駅)は +50.0 %(単価 +6.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(韓々坂駅、池田駅)は +4.7 %(単価 +0.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 27.7 年 → 2022年 23.0 年、-17.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 % → 2022年 59.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 4.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.6 % → 2022年 21.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 % → 2022年 3.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.9%( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -7.3%( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八景水谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +56.1%( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
熊本電鉄菊池線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上熊本駅 | 26.1万/㎡ (22.0年/77.4㎡) | 18.1万/㎡ (27.6年/73.5㎡) | 24.8万/㎡ (20.9年/70.6㎡) |
韓々坂駅 | 20.2万/㎡ (27.8年/80.0㎡) | 21.0万/㎡ (18.5年/100㎡) | 12.9万/㎡ (0年/65.0㎡) |
池田駅 | 17.9万/㎡ (21.8年/76.7㎡) | 15.8万/㎡ (28.5年/80.0㎡) | 19.5万/㎡ (18.8年/67.5㎡) |
坪井川公園駅 | 19.6万/㎡ (29.8年/60.0㎡) | 17.1万/㎡ (28.0年/58.8㎡) | 13.8万/㎡ (31.8年/80.0㎡) |
北熊本駅 | 25.4万/㎡ (12.8年/67.5㎡) | 17.8万/㎡ (28.5年/80.0㎡) | 10.1万/㎡ (30.7年/35.0㎡) |
亀井駅 | - | 18.2万/㎡ (26.3年/77.5㎡) | - |
八景水谷駅 | 14.3万/㎡ (32.5年/75.0㎡) | 9.2万/㎡ (31.3年/78.3㎡) | 12.2万/㎡ (30.5年/75.0㎡) |
堀川駅 | 14.7万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | - | - |
新須屋駅 | 11.5万/㎡ (32.3年/85.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八景水谷駅 14.3 万/㎡(昨年同期比 +56.1 %)
八景水谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +56.1%( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 31.3年から +4.0 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -4.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
上熊本駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 +43.9 %)
上熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.9%( +8.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -7.3%( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 27.6年から -20.2 %減)。平均専有面積は 77.4 ㎡ (昨年 73.5 ㎡から +5.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 27.6 年 → 2022年 22.0 年、-20.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 65.9 % → 2022年 51.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.2 % → 2022年 18.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.9 % → 2022年 2.7 %)
韓々坂駅 20.2 万/㎡(昨年同期比 -4.0 %)
韓々坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -4.0%( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 18.5年から +50.0 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 100.0 ㎡から -20.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 7.0 分、-22.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.5 年 → 2022年 27.8 年、+50.0 %と大きく増加)
池田駅 17.9 万/㎡(昨年同期比 +13.3 %)
池田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.3%( +2.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 28.5年から -23.7 %減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -4.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.5 年 → 2022年 21.8 年、-23.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示