【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の多摩モノレール (上北台駅～多摩センター駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -0.3％( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 84 件(１年前(2018年)に比べて -30.0％( -36件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 21.3年から +8.5 ％増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 64.9 ㎡から -2.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。柴崎体育館駅、中央大学・明星大学駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柴崎体育館駅で昨年に比べ +50.8 ％、単価は 54.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(柴崎体育館駅、中央大学・明星大学駅)は +44.5 ％(単価 +13.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(高幡不動駅、松が谷駅)は -17.0 ％(単価 -6.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.8 ％ → 2019年 11.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.1 ％ → 2019年 32.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.0 ％ → 2019年 21.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高松駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +15.0％( +8.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上北台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -13.4％( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 多摩モノレール | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上北台駅 | 21.6万/㎡ (33.1年/59.0㎡) | 25.0万/㎡ (22.3年/60.0㎡) | 11.1万/㎡ (39.7年/60.0㎡) |
| 桜街道駅 | 30.8万/㎡ (20.8年/62.9㎡) | 26.7万/㎡ (26.2年/60.2㎡) | 27.5万/㎡ (26.9年/65.8㎡) |
| 玉川上水駅 | 35.4万/㎡ (19.2年/66.1㎡) | 32.9万/㎡ (23.1年/65.8㎡) | 39.2万/㎡ (18.5年/65.0㎡) |
| 砂川七番駅 | 23.3万/㎡ (30.0年/22.5㎡) | 22.2万/㎡ (38.4年/30.0㎡) | 16.0万/㎡ (28.5年/25.0㎡) |
| 泉体育館駅 | 24.2万/㎡ (47.3年/57.0㎡) | 22.1万/㎡ (44.3年/58.8㎡) | 21.7万/㎡ (51.5年/60.0㎡) |
| 高松駅 | 67.0万/㎡ (2.9年/70.0㎡) | 58.3万/㎡ (12.2年/73.3㎡) | - |
| 立川北駅 | - | - | - |
| 立川南駅 | - | - | - |
| 柴崎体育館駅 | 54.3万/㎡ (10.3年/70.0㎡) | 36.0万/㎡ (31.5年/55.0㎡) | 31.8万/㎡ (18.5年/70.0㎡) |
| 甲州街道駅 | 29.6万/㎡ (12.6年/65.0㎡) | 30.6万/㎡ (17.5年/83.6㎡) | 41.4万/㎡ (10.2年/76.2㎡) |
| 万願寺駅 | 36.1万/㎡ (18.9年/65.0㎡) | 38.3万/㎡ (12.0年/60.0㎡) | 36.1万/㎡ (17.1年/64.0㎡) |
| 高幡不動駅 | 23.6万/㎡ (35.4年/53.0㎡) | 29.6万/㎡ (29.1年/63.3㎡) | 26.7万/㎡ (36.1年/46.6㎡) |
| 程久保駅 | - | 18.6万/㎡ (33.9年/57.5㎡) | 29.8万/㎡ (21.6年/60.0㎡) |
| 多摩動物公園駅 | - | 15.8万/㎡ (32.5年/60.0㎡) | - |
| 中央大学・明星大学駅 | 33.3万/㎡ (19.0年/60.0㎡) | 24.1万/㎡ (17.7年/74.0㎡) | 23.3万/㎡ (16.4年/78.3㎡) |
| 大塚・帝京大学駅 | - | 25.9万/㎡ (22.2年/51.7㎡) | - |
| 松が谷駅 | 37.3万/㎡ (13.3年/72.5㎡) | 43.2万/㎡ (6.7年/64.4㎡) | 50.9万/㎡ (3.2年/69.4㎡) |
| 多摩センター駅 | 46.3万/㎡ (22.3年/82.5㎡) | 47.3万/㎡ (15.4年/86.0㎡) | 49.4万/㎡ (10.5年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
柴崎体育館駅 54.3 万/㎡(昨年同期比 +50.8 ％)
柴崎体育館駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +50.8％( +18.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.3年(昨年 31.5年から -67.5 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +27.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 31.5 年 → 2019年 10.3 年、-67.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.5 分 → 2019年 6.0 分、-61.3 ％と大きく減少)
中央大学・明星大学駅 33.3 万/㎡(昨年同期比 +38.1 ％)
中央大学・明星大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +38.1％( +9.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 17.7年から +7.3 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 74.0 ㎡から -18.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.0 分 → 2019年 3.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
高幡不動駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 -20.3 ％)
高幡不動駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -20.3％( -6.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて -28.6％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 29.1年から +21.7 ％増)。平均専有面積は 53.0 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から -16.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.0 ％ → 2019年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 29.1 年 → 2019年 35.4 年、+21.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.6 分 → 2019年 12.5 分、+45.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
松が谷駅 37.3 万/㎡(昨年同期比 -13.7 ％)
松が谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -13.7％( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2018年)に比べて -28.0％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 6.7年から +98.1 ％増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 64.4 ㎡から +12.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 6.7 年 → 2019年 13.3 年、+98.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.0 ％ → 2019年 22.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示