【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の名鉄河和線 (太田川駅~河和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.2%( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +75.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 24.1年から -3.2 %減)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 66.6 ㎡から +17.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。太田川駅、成岩駅、知多武豊駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは成岩駅で昨年に比べ +57.9 %、単価は 21.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(成岩駅)は +57.9 %(単価 +7.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(知多半田駅)は -10.2 %(単価 -3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 56.6 分 → 2021年 18.2 分、-67.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 18.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 18.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +34.2%( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.9%( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -55.6%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名鉄河和線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太田川駅 | 32.6万/㎡ (19.4年/86.7㎡) | 24.3万/㎡ (22.8年/70.0㎡) | 39.5万/㎡ (2.8年/77.5㎡) |
高横須賀駅 | - | - | - |
南加木屋駅 | 9.8万/㎡ (41.1年/80.0㎡) | - | - |
八幡新田駅 | 9.4万/㎡ (35.8年/80.0㎡) | - | 9.6万/㎡ (25.8年/70.0㎡) |
巽ケ丘駅 | - | - | - |
阿久比駅 | 3.3万/㎡ (52.8年/45.0㎡) | - | - |
植大駅 | 31.8万/㎡ (13.8年/85.0㎡) | - | - |
半田口駅 | 29.9万/㎡ (9.8年/92.5㎡) | - | 20.0万/㎡ (20.8年/70.0㎡) |
住吉町駅 | - | 15.7万/㎡ (28.8年/70.0㎡) | 11.2万/㎡ (28.8年/118㎡) |
知多半田駅 | 28.8万/㎡ (19.5年/82.5㎡) | 32.0万/㎡ (13.8年/78.3㎡) | - |
成岩駅 | 21.1万/㎡ (20.8年/95.0㎡) | 13.3万/㎡ (13.8年/75.0㎡) | 26.2万/㎡ (12.8年/80.0㎡) |
青山駅 | 13.7万/㎡ (32.8年/95.0㎡) | - | 24.0万/㎡ (14.8年/100㎡) |
上ゲ駅 | 15.6万/㎡ (-0.25年/90.0㎡) | - | - |
知多武豊駅 | 25.7万/㎡ (12.8年/70.0㎡) | 21.1万/㎡ (14.8年/90.0㎡) | 35.0万/㎡ (10.8年/60.0㎡) |
河和駅 | 9.7万/㎡ (26.3年/46.2㎡) | 10.0万/㎡ (29.4年/58.3㎡) | 7.9万/㎡ (27.8年/60.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
成岩駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 +57.9 %)
成岩駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +57.9%( +7.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.8年(昨年 13.8年から +50.9 %増)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +26.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 20.8 年、+50.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 22.0 分、+340.0 %と大きく増加)
知多半田駅 28.8 万/㎡(昨年同期比 -10.2 %)
知多半田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -10.2%( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 13.8年から +41.8 %増)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から +5.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 19.5 年、+41.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 3.6 分、+20.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示