【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の伊予鉄横河原線 (松山市駅~横河原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.2%( -7.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -47.9%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 21.4年から +17.6 %増)。平均専有面積は 66.4 ㎡ (昨年 69.1 ㎡から -3.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。石手川公園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは石手川公園駅で昨年に比べ +24.3 %、単価は 23.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(石手川公園駅、福音寺駅)は +18.3 %(単価 +3.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(松山市駅、久米駅)は -27.9 %(単価 -8.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.0 % → 2024年 36.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 21.4 年 → 2024年 25.2 年、+17.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 51.2 % → 2024年 72.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 4.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福音寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.3%( +2.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北久米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +5.3%( +0.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
伊予鉄横河原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松山市駅 | 24.2万/㎡ (23.1年/57.5㎡) | 36.0万/㎡ (18.1年/72.0㎡) | 33.8万/㎡ (22.5年/73.9㎡) |
石手川公園駅 | 23.3万/㎡ (22.1年/88.0㎡) | 18.8万/㎡ (38.0年/80.0㎡) | 22.7万/㎡ (35.8年/81.2㎡) |
いよ立花駅 | 19.1万/㎡ (28.0年/55.0㎡) | 22.5万/㎡ (22.3年/63.0㎡) | 17.2万/㎡ (29.1年/44.6㎡) |
福音寺駅 | 24.3万/㎡ (17.0年/70.0㎡) | 21.6万/㎡ (21.6年/76.4㎡) | 18.2万/㎡ (24.3年/50.0㎡) |
北久米駅 | 11.6万/㎡ (29.6年/50.0㎡) | 11.0万/㎡ (28.4年/53.0㎡) | 13.7万/㎡ (33.5年/42.5㎡) |
久米駅 | 20.0万/㎡ (27.5年/72.0㎡) | 25.9万/㎡ (20.0年/75.0㎡) | 19.1万/㎡ (23.7年/70.7㎡) |
鷹ノ子駅 | - | - | - |
平井駅 | - | - | - |
牛渕団地前駅 | - | - | - |
横河原駅 | 24.0万/㎡ (7.0年/75.0㎡) | - | 13.6万/㎡ (18.4年/72.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
石手川公園駅 23.3 万/㎡(昨年同期比 +24.3 %)
石手川公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +24.3%( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 38.0年から -41.8 %減)。平均専有面積は 88.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +10.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 38.0 年 → 2024年 22.1 年、-41.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.0 分 → 2024年 7.4 分、-26.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
福音寺駅 24.3 万/㎡(昨年同期比 +12.3 %)
福音寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.3%( +2.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 21.6年から -21.1 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から -8.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 21.6 年 → 2024年 17.0 年、-21.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 30.0 分、+100.0 %と大きく増加)
松山市駅 24.2 万/㎡(昨年同期比 -32.8 %)
松山市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -32.8%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -82.6%( -19件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 18.1年から +28.0 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 72.0 ㎡から -20.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.1 年 → 2024年 23.1 年、+28.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 75.0 %)
久米駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -22.9 %)
久米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -22.9%( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 20.0年から +37.5 %増)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -4.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.0 年 → 2024年 27.5 年、+37.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 8.0 分、+100.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示