【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の伊予鉄大手町線 (古町駅~西堀端駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -3.4%( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて +60.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 26.0年から +7.1 %増)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から -5.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。宮田町駅、大手町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大手町駅で昨年に比べ +27.7 %、単価は 24.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(大手町駅)は +27.7 %(単価 +5.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(古町駅)は +10.4 %(単価 +2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.7 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.5 分 → 2023年 4.2 分、+22.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 % → 2023年 41.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮田町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +21.9%( +7.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +10.4%( +2.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +220.0%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
伊予鉄大手町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
古町駅 | 23.0万/㎡ (27.6年/67.8㎡) | 20.8万/㎡ (33.7年/71.0㎡) | 24.6万/㎡ (23.3年/70.9㎡) |
宮田町駅 | 40.0万/㎡ (9.8年/75.0㎡) | 32.8万/㎡ (15.9年/74.0㎡) | 35.9万/㎡ (12.8年/80.0㎡) |
松山駅前駅 | 8.3万/㎡ (49.5年/60.0㎡) | - | - |
大手町駅 | 24.9万/㎡ (28.2年/45.0㎡) | 19.5万/㎡ (29.1年/53.0㎡) | 22.0万/㎡ (29.6年/66.7㎡) |
西堀端駅 | - | - | 20.0万/㎡ (19.0年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大手町駅 24.9 万/㎡(昨年同期比 +27.7 %)
大手町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +27.7%( +5.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 29.1年から -3.3 %減)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 53.0 ㎡から -15.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 3.6 分 → 2023年 2.7 分、-25.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 33.3 %)
古町駅 23.0 万/㎡(昨年同期比 +10.4 %)
古町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +10.4%( +2.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +220.0%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 33.7年から -18.2 %減)。平均専有面積は 67.8 ㎡ (昨年 71.0 ㎡から -4.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 33.7 年 → 2023年 27.6 年、-18.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 73.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 4.0 分 → 2023年 4.7 分、+17.2 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示