【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の広島電鉄本線 (広島駅～広電西広島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +23.8％( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2023年)に比べて -29.7％( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 25.4年から -10.1 ％減)。平均専有面積は 69.4 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から -1.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。広島駅、天満町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは天満町駅で昨年に比べ +29.0 ％、単価は 63.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(天満町駅)は +29.0 ％(単価 +14.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(観音町駅)は -62.9 ％(単価 -34.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.4 年 → 2024年 22.8 年、-10.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.8 分 → 2024年 15.3 分、-32.8 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 11.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 39.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 ％ → 2024年 3.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天満町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.0％( +14.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった観音町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -62.9％( -34.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 広島電鉄本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 広島駅 | 51.7万/㎡ (22.3年/71.2㎡) | 40.4万/㎡ (26.1年/69.9㎡) | 43.8万/㎡ (23.3年/69.8㎡) |
| 的場町駅 | - | - | - |
| 稲荷町駅 | - | 51.2万/㎡ (11.3年/80.0㎡) | - |
| 銀山町駅 | - | 21.1万/㎡ (38.3年/50.0㎡) | 46.3万/㎡ (31.8年/85.0㎡) |
| 胡町駅 | - | - | - |
| 八丁堀駅 | 42.7万/㎡ (20.8年/77.5㎡) | - | - |
| 紙屋町東駅 | - | - | - |
| 原爆ドーム前駅 | - | - | 70.6万/㎡ (16.3年/85.0㎡) |
| 本川町駅 | - | - | - |
| 十日市町駅 | 42.5万/㎡ (20.8年/50.0㎡) | - | - |
| 土橋駅 | 33.0万/㎡ (35.3年/66.7㎡) | 58.8万/㎡ (9.3年/80.0㎡) | 38.7万/㎡ (19.3年/75.0㎡) |
| 小網町駅 | - | 52.6万/㎡ (6.3年/95.0㎡) | - |
| 天満町駅 | 63.5万/㎡ (5.3年/85.0㎡) | 49.2万/㎡ (7.3年/65.0㎡) | - |
| 観音町駅 | 20.4万/㎡ (32.3年/27.5㎡) | 55.0万/㎡ (4.3年/60.0㎡) | 41.9万/㎡ (18.6年/66.7㎡) |
| 西観音町駅 | - | 22.5万/㎡ (26.3年/90.0㎡) | 27.7万/㎡ (34.3年/65.0㎡) |
| 福島町駅 | - | - | 32.9万/㎡ (34.3年/70.0㎡) |
| 広電西広島駅 | - | 22.4万/㎡ (31.8年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
天満町駅 63.5 万/㎡(昨年同期比 +29.0 ％)
天満町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.0％( +14.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.3年(昨年 7.3年から -27.5 ％減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +30.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 7.3 年 → 2024年 5.3 年、-27.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 6.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
観音町駅 20.4 万/㎡(昨年同期比 -62.9 ％)
観音町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -62.9％( -34.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 4.3年から +658.5 ％増)。平均専有面積は 27.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -54.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.3 年 → 2024年 32.3 年、+658.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示