【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のアストラムライン (本通駅～大塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -7.7％( -2.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 15.6年から +37.1 ％増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 77.2 ㎡から -4.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。中筋駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中筋駅で昨年に比べ +16.1 ％、単価は 26.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(中筋駅)は +16.1 ％(単価 +3.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大町駅)は -21.5 ％(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.0 分 → 2021年 9.0 分、-18.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 27.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.6 年 → 2021年 21.4 年、+37.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 50.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新白島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -16.7％( -10.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中筋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +16.1％( +3.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| アストラムライン | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 本通駅 | 20.0万/㎡ (42.8年/25.0㎡) | - | - |
| 城北駅 | - | - | - |
| 新白島駅 | 50.7万/㎡ (16.8年/76.7㎡) | 60.9万/㎡ (5.8年/115㎡) | 45.8万/㎡ (19.8年/75.0㎡) |
| 白島駅 | 41.2万/㎡ (19.8年/80.0㎡) | - | - |
| 牛田駅 | - | - | - |
| 不動院前駅 | 31.8万/㎡ (14.8年/110㎡) | - | - |
| 祇園新橋北駅 | 28.6万/㎡ (20.8年/70.0㎡) | - | 16.5万/㎡ (44.8年/60.0㎡) |
| 西原駅 | 25.0万/㎡ (28.8年/61.7㎡) | - | - |
| 中筋駅 | 26.6万/㎡ (25.3年/77.5㎡) | 22.9万/㎡ (26.5年/72.5㎡) | 20.0万/㎡ (33.8年/60.0㎡) |
| 古市駅 | 25.3万/㎡ (23.8年/75.0㎡) | - | - |
| 大町駅 | 36.6万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | 46.6万/㎡ (1.8年/67.5㎡) | 50.7万/㎡ (0.8年/75.0㎡) |
| 毘沙門台駅 | - | - | 32.9万/㎡ (6.8年/70.0㎡) |
| 安東駅 | 25.7万/㎡ (26.8年/70.0㎡) | - | - |
| 上安駅 | 34.0万/㎡ (13.8年/72.5㎡) | - | - |
| 高取駅 | - | - | - |
| 長楽寺駅 | - | - | - |
| 伴駅 | - | - | - |
| 大原駅 | - | 35.7万/㎡ (4.8年/70.0㎡) | - |
| 大塚駅 | 27.5万/㎡ (15.4年/80.0㎡) | 31.8万/㎡ (6.8年/85.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中筋駅 26.6 万/㎡(昨年同期比 +16.1 ％)
中筋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +16.1％( +3.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.3年(昨年 26.5年から -4.7 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.8 分 → 2021年 12.8 分、+30.8 ％と大きく増加)
大町駅 36.6 万/㎡(昨年同期比 -21.5 ％)
大町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -21.5％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.3年(昨年 1.8年から +883.1 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +11.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 1.8 年 → 2021年 17.3 年、+883.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示