【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の富山地鉄市内線 (南富山駅前駅~大手モール駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +14.5%( +3.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて +13.0%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 22.9年から -16.5 %減)。平均専有面積は 67.7 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から +6.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。富山駅、安野屋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安野屋駅で昨年に比べ +93.2 %、単価は 35.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(安野屋駅)は +93.2 %(単価 +17.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(荒町駅)は -60.5 %(単価 -20.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.9 年 → 2024年 19.1 年、-16.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.7 分 → 2024年 9.7 分、-23.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 61.9 % → 2024年 46.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 % → 2024年 12.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安野屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +93.2%( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった荒町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -60.5%( -20.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
富山地鉄市内線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
南富山駅前駅 | - | 24.9万/㎡ (24.3年/72.5㎡) | - |
小泉町駅 | - | 21.4万/㎡ (20.3年/70.0㎡) | - |
西中野駅 | 10.8万/㎡ (34.3年/90.0㎡) | - | 16.0万/㎡ (24.3年/75.0㎡) |
広貫堂前駅 | - | - | - |
上本町駅 | 9.3万/㎡ (29.3年/30.0㎡) | - | 26.2万/㎡ (32.3年/80.0㎡) |
西町駅 | 31.7万/㎡ (9.3年/95.0㎡) | 45.9万/㎡ (0年/85.0㎡) | - |
中町駅 | 58.0万/㎡ (5.3年/100㎡) | - | 37.1万/㎡ (10.3年/70.0㎡) |
荒町駅 | 13.3万/㎡ (34.3年/30.0㎡) | 33.8万/㎡ (14.3年/80.0㎡) | - |
桜橋駅 | 30.7万/㎡ (24.3年/75.0㎡) | - | - |
電気ビル前駅 | 23.8万/㎡ (22.3年/62.5㎡) | - | - |
地鉄ビル前駅 | 27.1万/㎡ (28.3年/70.0㎡) | - | - |
電鉄富山駅・エスタ前駅 | - | - | - |
富山駅 | 35.2万/㎡ (17.7年/62.3㎡) | 26.6万/㎡ (23.0年/63.5㎡) | 30.8万/㎡ (17.3年/64.5㎡) |
新富町駅 | - | - | - |
県庁前駅 | - | 19.4万/㎡ (32.3年/35.0㎡) | - |
丸の内駅 | - | - | - |
安野屋駅 | 35.9万/㎡ (15.9年/88.3㎡) | 18.6万/㎡ (32.3年/35.0㎡) | 43.5万/㎡ (3.3年/85.0㎡) |
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅 | 34.3万/㎡ (17.3年/70.0㎡) | 31.9万/㎡ (16.8年/52.5㎡) | 11.4万/㎡ (24.3年/70.0㎡) |
富山大学前駅 | 20.7万/㎡ (18.3年/30.0㎡) | - | - |
大手モール駅 | - | 27.1万/㎡ (23.3年/85.0㎡) | 30.6万/㎡ (12.3年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
安野屋駅 35.9 万/㎡(昨年同期比 +93.2 %)
安野屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +93.2%( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.9年(昨年 32.3年から -50.6 %減)。平均専有面積は 88.3 ㎡ (昨年 35.0 ㎡から +152.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.3 年 → 2024年 15.9 年、-50.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 8.3 分、+177.8 %と大きく増加)
荒町駅 13.3 万/㎡(昨年同期比 -60.5 %)
荒町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -60.5%( -20.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.3年(昨年 14.3年から +140.4 %増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -62.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.3 年 → 2024年 34.3 年、+140.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 9.0 分、+80.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示