この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のあいの風とやま鉄道線 (富山駅~高岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.9%( +2.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -44.4%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 19.8年から -5.8 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から -1.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。富山駅、高岡駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高岡駅で昨年に比べ +15.8 %、単価は 25.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高岡駅)は +15.8 %(単価 +3.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富山駅)は +15.3 %(単価 +4.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.2 分 → 2024年 14.1 分、-17.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 % → 2024年 28.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 42.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.3%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて -54.9%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.8%( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
あいの風とやま鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富山駅 | 35.6万/㎡ (17.5年/69.8㎡) | 30.9万/㎡ (19.5年/68.7㎡) | 34.3万/㎡ (16.1年/73.0㎡) |
高岡駅 | 25.1万/㎡ (21.0年/70.4㎡) | 21.7万/㎡ (21.5年/79.2㎡) | 17.7万/㎡ (25.6年/66.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高岡駅 25.1 万/㎡(昨年同期比 +15.8 %)
高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.8%( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.0年(昨年 21.5年から -2.3 %減)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.8 分 → 2024年 13.0 分、-31.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 27.3 %)
富山駅 35.6 万/㎡(昨年同期比 +15.3 %)
富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.3%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて -54.9%( -28件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 19.5年から -9.9 %減)。平均専有面積は 69.8 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から +1.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.8 分 → 2024年 14.7 分、-12.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 % → 2024年 28.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.0 % → 2024年 39.1 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 8.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示