この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のあいの風とやま鉄道線 (富山駅~高岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +37.0%( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて +31.2%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 22.6年から -17.3 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 59.4 ㎡から +17.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。富山駅、高岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高岡駅で昨年に比べ +55.1 %、単価は 27.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高岡駅)は +55.1 %(単価 +9.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富山駅)は +35.5 %(単価 +8.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 22.6 年 → 2021年 18.7 年、-17.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 15.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +35.5%( +8.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +28.6%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +55.1%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
あいの風とやま鉄道線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
富山駅 | 32.3万/㎡ (18.0年/70.3㎡) | 23.8万/㎡ (22.2年/58.2㎡) | 25.3万/㎡ (21.4年/54.4㎡) |
高岡駅 | 27.6万/㎡ (22.4年/68.3㎡) | 17.8万/㎡ (25.3年/67.5㎡) | 18.5万/㎡ (22.3年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高岡駅 27.6 万/㎡(昨年同期比 +55.1 %)
高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +55.1%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 25.3年から -11.2 %減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +1.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.3 年 → 2021年 22.4 年、-11.2 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 13.7 分、-54.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
富山駅 32.3 万/㎡(昨年同期比 +35.5 %)
富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +35.5%( +8.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +28.6%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 22.2年から -18.7 %減)。平均専有面積は 70.3 ㎡ (昨年 58.2 ㎡から +20.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 22.2 年 → 2021年 18.0 年、-18.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 18.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.2 分 → 2021年 18.3 分、+20.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示