【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR日豊本線 (延岡駅~西都城駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.1%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 90 件(1年前(2023年)に比べて -41.9%( -65件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 21.0年から -2.1 %減)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 73.7 ㎡から -3.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。宮崎神宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは蓮ケ池駅で昨年に比べ +128.6 %、単価は 20.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(蓮ケ池駅、宮崎神宮駅)は +77.3 %(単価 +8.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(都城駅、延岡駅)は -47.2 %(単価 -8.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 % → 2024年 6.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.7 % → 2024年 44.9 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.3 % → 2024年 4.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.5 % → 2024年 4.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +1.1%( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 59 件(1年前(2023年)に比べて -48.2%( -55件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -79.3%( -13.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
延岡駅 | 21.2万/㎡ (19.1年/71.2㎡) | 24.9万/㎡ (12.2年/80.0㎡) | 29.8万/㎡ (12.3年/82.9㎡) |
南延岡駅 | - | 12.9万/㎡ (41.8年/70.0㎡) | - |
日向市駅 | 17.1万/㎡ (20.3年/70.0㎡) | - | - |
高鍋駅 | - | - | 7.5万/㎡ (31.8年/20.0㎡) |
蓮ケ池駅 | 20.0万/㎡ (32.0年/80.0㎡) | 8.8万/㎡ (31.5年/80.0㎡) | 13.8万/㎡ (31.0年/80.0㎡) |
宮崎神宮駅 | 26.4万/㎡ (20.6年/69.3㎡) | 20.9万/㎡ (26.3年/71.1㎡) | 23.6万/㎡ (22.2年/69.0㎡) |
宮崎駅 | 28.6万/㎡ (19.6年/71.2㎡) | 28.2万/㎡ (19.9年/73.9㎡) | 28.3万/㎡ (17.5年/74.7㎡) |
南宮崎駅 | 20.9万/㎡ (23.8年/71.9㎡) | 20.4万/㎡ (23.5年/73.6㎡) | 20.8万/㎡ (22.2年/66.7㎡) |
加納駅 | - | 16.2万/㎡ (30.0年/80.0㎡) | - |
清武駅 | - | - | - |
都城駅 | 3.6万/㎡ (34.0年/70.0㎡) | 17.3万/㎡ (22.5年/68.3㎡) | - |
西都城駅 | - | 21.1万/㎡ (17.3年/90.0㎡) | 22.5万/㎡ (16.8年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
蓮ケ池駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 +128.6 %)
蓮ケ池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +128.6%( +11.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 31.5年から +1.6 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
宮崎神宮駅 26.4 万/㎡(昨年同期比 +26.1 %)
宮崎神宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +26.1%( +5.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて +7.1%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 26.3年から -21.9 %減)。平均専有面積は 69.3 ㎡ (昨年 71.1 ㎡から -2.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.3 年 → 2024年 20.6 年、-21.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 85.7 % → 2024年 46.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.6 分 → 2024年 23.0 分、+47.7 %と大きく増加)
都城駅 3.6 万/㎡(昨年同期比 -79.3 %)
都城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -79.3%( -13.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 22.5年から +51.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 32.5 分 → 2024年 4.0 分、-87.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.5 年 → 2024年 34.0 年、+51.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 100.0 %)
延岡駅 21.2 万/㎡(昨年同期比 -15.0 %)
延岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -15.0%( -3.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 12.2年から +56.7 %増)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -10.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.2 年 → 2024年 19.1 年、+56.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.7 分 → 2024年 18.8 分、+181.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示