【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の東北新幹線 (白石蔵王駅～古川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +10.4％( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2021年)に比べて +39.5％( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 26.0年から +9.8 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 69.9 ㎡から -1.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。仙台駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +9.1 ％、単価は 34.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(仙台駅)は +9.1 ％(単価 +2.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(古川駅)は +0.6 ％(単価 +0.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.2 分 → 2022年 10.3 分、-36.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 26.9 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 10.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 26.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +9.1％( +2.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2021年)に比べて +43.6％( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +0.6％( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 白石蔵王駅 | 10.1万/㎡ (30.0年/70.0㎡) | - | - |
| 仙台駅 | 34.3万/㎡ (28.7年/68.8㎡) | 31.5万/㎡ (25.7年/70.6㎡) | 34.1万/㎡ (20.8年/62.9㎡) |
| 古川駅 | 12.6万/㎡ (22.5年/67.5㎡) | 12.5万/㎡ (28.5年/62.5㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 34.3 万/㎡(昨年同期比 +9.1 ％)
仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +9.1％( +2.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2021年)に比べて +43.6％( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 25.7年から +11.6 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から -2.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.1 分 → 2022年 10.2 分、-36.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.8 ％ → 2022年 28.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.9 ％ → 2022年 11.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 25.7 年 → 2022年 28.7 年、+11.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.4 ％ → 2022年 28.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.1 ％ → 2022年 43.4 ％)
古川駅 12.6 万/㎡(昨年同期比 +0.6 ％)
古川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +0.6％( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 28.5年から -21.1 ％減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +8.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.5 年 → 2022年 22.5 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 17.5 分 → 2022年 15.0 分、-14.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示