【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の近鉄大阪線 (関屋駅～榛原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.4％( +2.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2023年)に比べて +13.3％( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 28.5年から +0.9 ％増)。平均専有面積は 73.7 ㎡ (昨年 75.3 ㎡から -2.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。五位堂駅、耳成駅、桜井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは耳成駅で昨年に比べ +62.3 ％、単価は 17.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(耳成駅、五位堂駅)は +50.7 ％(単価 +6.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大福駅、大和八木駅)は -31.5 ％(単価 -6.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.7 分 → 2024年 8.3 分、-14.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 48.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 8.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった五位堂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +39.2％( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大福駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -35.9％( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 近鉄大阪線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 関屋駅 | - | 3.6万/㎡ (47.0年/70.0㎡) | - |
| 二上駅 | - | - | - |
| 近鉄下田駅 | - | 25.9万/㎡ (19.5年/85.0㎡) | 22.4万/㎡ (16.0年/74.0㎡) |
| 五位堂駅 | 24.7万/㎡ (23.2年/81.4㎡) | 17.7万/㎡ (26.8年/83.0㎡) | 24.0万/㎡ (22.2年/80.7㎡) |
| 築山駅 | - | - | - |
| 大和高田駅 | 16.0万/㎡ (36.0年/73.3㎡) | 14.3万/㎡ (30.7年/72.3㎡) | 18.0万/㎡ (31.0年/74.5㎡) |
| 松塚駅 | - | - | - |
| 真菅駅 | 12.8万/㎡ (36.0年/58.3㎡) | 12.2万/㎡ (31.0年/115㎡) | - |
| 大和八木駅 | 22.5万/㎡ (29.1年/75.0㎡) | 30.9万/㎡ (22.8年/67.5㎡) | 30.6万/㎡ (24.8年/69.4㎡) |
| 耳成駅 | 17.5万/㎡ (32.0年/72.5㎡) | 10.8万/㎡ (30.0年/65.0㎡) | 17.1万/㎡ (29.0年/70.0㎡) |
| 大福駅 | 7.1万/㎡ (32.0年/70.0㎡) | 11.1万/㎡ (30.0年/70.0㎡) | - |
| 桜井駅 | 18.3万/㎡ (22.4年/71.7㎡) | 15.2万/㎡ (29.5年/77.5㎡) | 16.5万/㎡ (24.0年/70.0㎡) |
| 大和朝倉駅 | - | - | 8.7万/㎡ (32.0年/60.0㎡) |
| 榛原駅 | - | 20.0万/㎡ (26.0年/70.0㎡) | 24.7万/㎡ (25.0年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
耳成駅 17.5 万/㎡(昨年同期比 +62.3 ％)
耳成駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +62.3％( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.0年(昨年 30.0年から +6.7 ％増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +11.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.0 分 → 2024年 10.0 分、-23.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
五位堂駅 24.7 万/㎡(昨年同期比 +39.2 ％)
五位堂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +39.2％( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 26.8年から -13.6 ％減)。平均専有面積は 81.4 ㎡ (昨年 83.0 ㎡から -1.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.8 年 → 2024年 23.2 年、-13.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.2 分 → 2024年 10.8 分、-33.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
大福駅 7.1 万/㎡(昨年同期比 -35.9 ％)
大福駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -35.9％( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.0年(昨年 30.0年から +6.7 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
大和八木駅 22.5 万/㎡(昨年同期比 -27.1 ％)
大和八木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -27.1％( -8.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +125.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 22.8年から +28.0 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +11.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.8 年 → 2024年 29.1 年、+28.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.5 分 → 2024年 10.2 分、+57.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示