【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の近鉄長野線 (古市駅~河内長野駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +32.2%( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 76 件(1年前(2021年)に比べて -25.5%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 26.9年から -6.8 %減)。平均専有面積は 72.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +3.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。富田林駅、富田林西口駅、滝谷不動駅、河内長野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは滝谷不動駅で昨年に比べ +90.0 %、単価は 10.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(滝谷不動駅、河内長野駅)は +73.3 %(単価 +6.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(汐ノ宮駅、喜志駅)は -17.1 %(単価 -1.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.2 分 → 2022年 7.2 分、-21.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.3 % → 2022年 41.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 85.1 % → 2022年 57.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 % → 2022年 9.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富田林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +49.0%( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +9.1%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった汐ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -27.5%( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
近鉄長野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
古市駅 | 18.1万/㎡ (31.0年/90.0㎡) | 19.2万/㎡ (26.0年/72.1㎡) | 15.6万/㎡ (23.9年/72.5㎡) |
喜志駅 | 21.5万/㎡ (29.3年/57.5㎡) | 23.0万/㎡ (28.3年/62.5㎡) | 13.0万/㎡ (28.8年/60.0㎡) |
富田林駅 | 29.3万/㎡ (15.3年/67.9㎡) | 19.7万/㎡ (22.6年/68.2㎡) | 22.3万/㎡ (20.5年/68.8㎡) |
富田林西口駅 | 18.2万/㎡ (26.3年/71.4㎡) | 14.3万/㎡ (26.1年/68.4㎡) | 12.8万/㎡ (30.8年/78.8㎡) |
川西駅 | 14.9万/㎡ (29.3年/65.6㎡) | 12.7万/㎡ (26.5年/72.1㎡) | 12.3万/㎡ (26.9年/68.3㎡) |
滝谷不動駅 | 10.1万/㎡ (27.5年/75.0㎡) | 5.3万/㎡ (26.8年/60.0㎡) | - |
汐ノ宮駅 | 5.8万/㎡ (32.3年/105㎡) | 8.0万/㎡ (31.2年/86.2㎡) | 5.3万/㎡ (30.7年/77.5㎡) |
河内長野駅 | 21.8万/㎡ (25.0年/73.1㎡) | 13.9万/㎡ (30.9年/67.6㎡) | 15.8万/㎡ (27.6年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
滝谷不動駅 10.1 万/㎡(昨年同期比 +90.0 %)
滝谷不動駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +90.0%( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.5年(昨年 26.8年から +2.8 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +25.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.0 分 → 2022年 10.0 分、+11.1 %と増加)
河内長野駅 21.8 万/㎡(昨年同期比 +56.7 %)
河内長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +56.7%( +7.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて +52.6%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 30.9年から -19.3 %減)。平均専有面積は 73.1 ㎡ (昨年 67.6 ㎡から +8.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 30.9 年 → 2022年 25.0 年、-19.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.7 分 → 2022年 7.6 分、-21.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 72.2 % → 2022年 35.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 25.0 %)
汐ノ宮駅 5.8 万/㎡(昨年同期比 -27.5 %)
汐ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -27.5%( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 31.2年から +3.4 %増)。平均専有面積は 105.0 ㎡ (昨年 86.2 ㎡から +21.7 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
喜志駅 21.5 万/㎡(昨年同期比 -6.7 %)
喜志駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -6.7%( -1.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.3年(昨年 28.3年から +3.8 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -8.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示