【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR阪和線 (紀伊駅~和歌山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +9.9%( +2.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 63 件(1年前(2020年)に比べて +186.4%( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 22.2年から -0.5 %減)。平均専有面積は 64.1 ㎡ (昨年 64.5 ㎡から -0.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。紀伊駅、紀伊中ノ島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは紀伊中ノ島駅で昨年に比べ +22.2 %、単価は 9.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(紀伊中ノ島駅)は +22.2 %(単価 +1.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山駅)は +8.7 %(単価 +2.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.6 分 → 2021年 9.5 分、-18.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 % → 2021年 14.8 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 1.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +8.7%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2020年)に比べて +188.2%( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった紀伊駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.4%( +1.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR阪和線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
紀伊駅 | 8.6万/㎡ (29.9年/64.3㎡) | 7.1万/㎡ (29.1年/65.0㎡) | 9.4万/㎡ (28.3年/60.0㎡) |
六十谷駅 | 7.0万/㎡ (46.3年/57.5㎡) | - | 5.1万/㎡ (44.8年/65.0㎡) |
紀伊中ノ島駅 | 9.4万/㎡ (31.7年/58.0㎡) | 7.7万/㎡ (32.5年/57.5㎡) | 12.9万/㎡ (0年/85.0㎡) |
和歌山駅 | 26.1万/㎡ (18.9年/65.0㎡) | 24.0万/㎡ (19.5年/65.3㎡) | 28.7万/㎡ (15.6年/63.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
紀伊中ノ島駅 9.4 万/㎡(昨年同期比 +22.2 %)
紀伊中ノ島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +22.2%( +1.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 32.5年から -2.5 %減)。平均専有面積は 58.0 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +0.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.0 分 → 2021年 11.2 分、+12.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 20.0 %)
和歌山駅 26.1 万/㎡(昨年同期比 +8.7 %)
和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +8.7%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2020年)に比べて +188.2%( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 19.5年から -3.0 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.3 ㎡から -0.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.4 分 → 2021年 9.5 分、-23.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.2 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 2.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示