【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のJR阪和線 (紀伊駅~和歌山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -5.4%( -1.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +75.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 20.9年から +10.8 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 69.4 ㎡から -9.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。紀伊駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは紀伊駅で昨年に比べ +77.5 %、単価は 12.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(紀伊駅)は +77.5 %(単価 +5.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山駅)は -21.6 %(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 20.9 年 → 2021年 23.2 年、+10.8 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 7.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.6%( -6.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +116.7%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった紀伊駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +77.5%( +5.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR阪和線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
紀伊駅 | 12.3万/㎡ (30.8年/65.0㎡) | 6.9万/㎡ (29.8年/75.0㎡) | - |
六十谷駅 | - | - | 5.1万/㎡ (44.8年/65.0㎡) |
紀伊中ノ島駅 | - | 5.3万/㎡ (32.8年/60.0㎡) | - |
和歌山駅 | 23.6万/㎡ (22.6年/62.3㎡) | 30.2万/㎡ (15.8年/70.0㎡) | 24.4万/㎡ (13.8年/68.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
紀伊駅 12.3 万/㎡(昨年同期比 +77.5 %)
紀伊駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +77.5%( +5.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.8年(昨年 29.8年から +3.4 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.0 分 → 2021年 7.0 分、-30.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
和歌山駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 -21.6 %)
和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.6%( -6.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +116.7%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 15.8年から +43.5 %増)。平均専有面積は 62.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -11.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.8 年 → 2021年 22.6 年、+43.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 46.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示