この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の神戸新交通六甲ライナー (住吉駅~マリンパーク駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.5%( -3.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 87 件(1年前(2020年)に比べて +163.6%( +54件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 23.6年から +6.9 %増)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 73.6 ㎡から +5.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。マリンパーク駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはマリンパーク駅で昨年に比べ +76.4 %、単価は 32.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(マリンパーク駅)は +76.4 %(単価 +14.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(住吉駅)は -20.5 %(単価 -12.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 % → 2021年 11.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 % → 2021年 8.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.6 % → 2021年 42.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった住吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -20.5%( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて +169.2%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったアイランドセンター駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -10.1%( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
神戸新交通六甲ライナー | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
住吉駅 | 47.5万/㎡ (27.1年/74.4㎡) | 59.8万/㎡ (22.4年/74.2㎡) | 62.1万/㎡ (15.8年/71.7㎡) |
魚崎駅 | 37.7万/㎡ (24.3年/74.8㎡) | 41.7万/㎡ (22.3年/75.0㎡) | 38.4万/㎡ (24.1年/63.0㎡) |
南魚崎駅 | - | - | - |
アイランド北口駅 | 32.4万/㎡ (23.5年/92.3㎡) | 32.6万/㎡ (25.7年/90.0㎡) | 30.7万/㎡ (19.5年/87.5㎡) |
アイランドセンター駅 | 21.6万/㎡ (25.5年/77.0㎡) | 24.0万/㎡ (24.7年/64.5㎡) | 19.9万/㎡ (18.9年/67.0㎡) |
マリンパーク駅 | 32.8万/㎡ (13.5年/72.5㎡) | 18.6万/㎡ (22.5年/70.0㎡) | 18.8万/㎡ (21.5年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
マリンパーク駅 32.8 万/㎡(昨年同期比 +76.4 %)
マリンパーク駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +76.4%( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 22.5年から -40.0 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +3.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.5 年 → 2021年 13.5 年、-40.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 5.5 分、-31.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
住吉駅 47.5 万/㎡(昨年同期比 -20.5 %)
住吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -20.5%( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて +169.2%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 22.4年から +20.7 %増)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 74.2 ㎡から +0.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 21.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.4 年 → 2021年 27.1 年、+20.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 20.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 % → 2021年 18.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示