【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の高松琴平電鉄琴平線 (高松築港駅～琴電琴平駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +18.1％( +8.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 49 件(１年前(2021年)に比べて -18.3％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 28.2年から -11.7 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 95.7 坪から -14.7 ％減)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 60.4 坪から -17.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。仏生山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三条駅で昨年に比べ +164.1 ％、坪単価は 56.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(三条駅、円座駅)は +162.8 ％(坪単価 +31.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(片原町駅、岡本駅)は -78.6 ％(坪単価 -38.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 28.2 年 → 2022年 24.9 年、-11.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.2 ％ → 2022年 18.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.8 ％ → 2022年 23.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.6 ％ → 2022年 34.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.7 ％ → 2022年 10.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった瓦町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.4％( -6.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった榎井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -72.5％( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 高松琴平電鉄琴平線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松築港駅 | - | - | - |
| 片原町駅 | 9.0万/坪 (0年/34.0坪) | 49.5万/坪 (26.8年/40.8坪) | 51.6万/坪 (42.8年/55.1坪) |
| 瓦町駅 | 141万/坪 (40.6年/107坪) | 147万/坪 (40.8年/49.4坪) | 35.7万/坪 (51.3年/65.8坪) |
| 栗林公園駅 | 9.9万/坪 (0年/42.4坪) | 20.8万/坪 (42.4年/118坪) | - |
| 三条駅 | 56.8万/坪 (14.8年/70.3坪) | 21.5万/坪 (30.8年/40.8坪) | 88.7万/坪 (25.5年/200坪) |
| 伏石駅 | 25.2万/坪 (56.8年/96.8坪) | 84.5万/坪 (7.1年/125坪) | 58.8万/坪 (25.4年/148坪) |
| 太田駅 | 82.0万/坪 (6.6年/69.8坪) | 77.0万/坪 (19.0年/113坪) | 59.3万/坪 (18.2年/84.7坪) |
| 仏生山駅 | 59.1万/坪 (15.1年/61.0坪) | 38.0万/坪 (24.4年/55.0坪) | 62.4万/坪 (9.5年/104坪) |
| 空港通り駅 | 42.1万/坪 (24.4年/107坪) | 43.6万/坪 (27.6年/90.1坪) | 51.2万/坪 (28.4年/50.9坪) |
| 一宮駅 | 21.4万/坪 (43.8年/26.5坪) | 55.7万/坪 (27.8年/122坪) | 27.6万/坪 (34.8年/57.5坪) |
| 円座駅 | 44.8万/坪 (21.8年/57.5坪) | 17.1万/坪 (39.4年/142坪) | 78.1万/坪 (7.8年/69.2坪) |
| 岡本駅 | 11.7万/坪 (47.8年/59.0坪) | 47.6万/坪 (17.4年/61.0坪) | 14.1万/坪 (44.8年/46.9坪) |
| 挿頭丘駅 | 14.4万/坪 (43.8年/60.5坪) | 17.3万/坪 (42.3年/184坪) | 7.8万/坪 (31.8年/31.8坪) |
| 畑田駅 | 50.9万/坪 (22.8年/69.6坪) | - | - |
| 陶駅 | - | - | 10.5万/坪 (43.8年/219坪) |
| 綾川駅 | - | - | - |
| 滝宮駅 | - | 19.5万/坪 (29.8年/66.6坪) | 19.0万/坪 (37.0年/57.5坪) |
| 羽床駅 | - | - | 42.9万/坪 (4.8年/284坪) |
| 栗熊駅 | 38.9万/坪 (17.8年/132坪) | 19.3万/坪 (29.3年/89.2坪) | 50.7万/坪 (24.8年/90.8坪) |
| 岡田駅 | 18.4万/坪 (48.8年/233坪) | 18.5万/坪 (32.8年/113坪) | 66.1万/坪 (0.8年/54.5坪) |
| 羽間駅 | - | - | 7.0万/坪 (30.8年/133坪) |
| 榎井駅 | 8.5万/坪 (56.8年/133坪) | 30.9万/坪 (29.8年/77.9坪) | 45.1万/坪 (22.4年/249坪) |
| 琴電琴平駅 | - | 13.2万/坪 (40.8年/148坪) | 37.8万/坪 (16.8年/96.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三条駅 56.8 万/坪(昨年同期比 +164.1 ％)
三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +164.1％( +35.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 30.8年から -52.0 ％減)。平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 40.8 坪から +72.2 ％増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 30.3 坪から +72.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.8 年 → 2022年 14.8 年、-52.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 18.5 分、-38.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
円座駅 44.8 万/坪(昨年同期比 +161.4 ％)
円座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.8万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +161.4％( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.8年(昨年 39.4年から -44.8 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 142.2 坪から -59.6 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 42.9 坪から -36.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.4 年 → 2022年 21.8 年、-44.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.0 分 → 2022年 17.0 分、-37.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
片原町駅 9.0 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
片原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -81.8％( -40.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 40.8 坪から -16.7 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 51.4 坪から -35.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
岡本駅 11.7 万/坪(昨年同期比 -75.5 ％)
岡本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -75.5％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.8年(昨年 17.4年から +174.1 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 61.0 坪から -3.3 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 32.8 坪から -21.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.4 年 → 2022年 47.8 年、+174.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示