【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR湘南新宿ライン (武蔵小杉駅~大船駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.4%( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 88 件(1年前(2022年)に比べて -24.8%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 18.2年から -0.9 %減)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 45.5 坪から +11.4 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 33.8 坪から +43.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。東戸塚駅、戸塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +217.9 %、坪単価は 508 万円/坪となった。
上位 2 駅(横浜駅、戸塚駅)は +121.6 %(坪単価 +187.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵小杉駅、新川崎駅)は -0.3 %(坪単価 -3.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 22.9 分 → 2023年 19.4 分、-15.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.9 % → 2023年 21.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2022年 46.9 % → 2023年 47.5 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 1.8 % → 2023年 1.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 508万円/坪(154万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +217.9%( +348.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった保土ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +6.5%( +7.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて -15.4%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
JR湘南新宿ライン | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
武蔵小杉駅 | 220万/坪 (40.0年/21.2坪) | 236万/坪 (11.0年/73.4坪) | 187万/坪 (50.0年/28.7坪) |
新川崎駅 | 160万/坪 (10.6年/24.8坪) | 151万/坪 (15.6年/28.7坪) | 139万/坪 (21.3年/84.0坪) |
横浜駅 | 508万/坪 (42.5年/101坪) | 160万/坪 (28.0年/73.2坪) | 315万/坪 (19.3年/82.2坪) |
保土ケ谷駅 | 117万/坪 (20.9年/49.5坪) | 110万/坪 (19.6年/44.3坪) | 127万/坪 (13.1年/53.1坪) |
東戸塚駅 | 158万/坪 (19.7年/56.2坪) | 126万/坪 (21.1年/46.7坪) | 129万/坪 (12.6年/37.1坪) |
戸塚駅 | 136万/坪 (20.2年/53.6坪) | 108万/坪 (16.9年/36.6坪) | 109万/坪 (16.6年/49.1坪) |
大船駅 | 151万/坪 (11.0年/46.6坪) | 133万/坪 (12.7年/58.4坪) | 128万/坪 (14.2年/45.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横浜駅 508.1 万/坪(昨年同期比 +217.9 %)
横浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 508万円/坪(154万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +217.9%( +348.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 28.0年から +51.8 %増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 73.2 坪から +38.4 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 53.2 坪から -31.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 28.0 年 → 2023年 42.5 年、+51.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 16.3 分 → 2023年 19.0 分、+16.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 100.0 %)
戸塚駅 135.9 万/坪(昨年同期比 +25.4 %)
戸塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +25.4%( +27.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて -35.1%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 16.9年から +19.8 %増)。平均土地面積は 53.6 坪 (昨年 36.6 坪から +46.4 %増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 31.9 坪から +25.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.6 分 → 2023年 23.1 分、-16.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.9 % → 2023年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 16.9 年 → 2023年 20.2 年、+19.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 17.1 % → 2023年 30.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 51.4 % → 2023年 50.0 %)
武蔵小杉駅 220.4 万/坪(昨年同期比 -6.8 %)
武蔵小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 220万円/坪(66.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -6.8%( -16.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 11.0年から +263.6 %増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 73.4 坪から -71.1 %減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 39.3 坪から +26.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.5 分 → 2023年 3.0 分、-73.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.0 年 → 2023年 40.0 年、+263.6 %と大きく増加)
新川崎駅 160.2 万/坪(昨年同期比 +6.2 %)
新川崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +6.2%( +9.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 10.6年(昨年 15.6年から -32.1 %減)。平均土地面積は 24.8 坪 (昨年 28.7 坪から -13.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 36.1 坪から -12.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 15.6 年 → 2023年 10.6 年、-32.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.1 分 → 2023年 15.9 分、-17.2 %と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 28.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示