【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅~金山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -13.3%( -10.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて +26.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 20.5年から +9.0 %増)。平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 56.0 坪から -25.8 %減)。平均建物面積は 52.8 坪 (昨年 74.9 坪から -29.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。六番町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは六番町駅で昨年に比べ +45.9 %、坪単価は 75.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(六番町駅)は +45.9 %(坪単価 +23.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日比野駅)は -26.3 %(坪単価 -22.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 % → 2023年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.5 分 → 2023年 13.2 分、+26.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.1 % → 2023年 22.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.3 % → 2023年 27.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.9万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -13.9%( -14.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日比野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -26.3%( -22.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
名古屋市名港線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋港駅 | - | 36.6万/坪 (1.8年/21.2坪) | - |
築地口駅 | 72.9万/坪 (29.5年/32.5坪) | 91.3万/坪 (0.8年/31.8坪) | 103万/坪 (0.25年/42.4坪) |
港区役所駅 | - | 80.5万/坪 (6.8年/28.7坪) | - |
東海通駅 | 78.5万/坪 (26.4年/33.3坪) | 74.4万/坪 (14.0年/40.2坪) | 87.7万/坪 (9.3年/26.7坪) |
六番町駅 | 75.5万/坪 (0.8年/36.3坪) | 51.7万/坪 (32.8年/39.3坪) | 105万/坪 (12.3年/38.2坪) |
日比野駅 | 64.0万/坪 (19.0年/45.2坪) | 86.9万/坪 (10.8年/33.3坪) | 76.8万/坪 (13.3年/57.1坪) |
金山駅 | 88.9万/坪 (32.8年/51.4坪) | 103万/坪 (40.4年/111坪) | 132万/坪 (30.8年/34.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
六番町駅 75.5 万/坪(昨年同期比 +45.9 %)
六番町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +45.9%( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 32.8年から -97.7 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 39.3 坪から -7.7 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 69.6 坪から -45.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.8 年 → 2023年 0.8 年、-97.7 %と大きく減少)
日比野駅 64.0 万/坪(昨年同期比 -26.3 %)
日比野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -26.3%( -22.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 10.8年から +76.7 %増)。平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 33.3 坪から +36.0 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 33.3 坪から +31.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 8.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.8 年 → 2023年 19.0 年、+76.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.0 分 → 2023年 14.8 分、+34.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 % → 2023年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示